Infoseek 楽天

岩田明子氏 茂木敏充氏の交渉力を評価しつつ「政策活動費の廃止…どういう使い方をしていたか明らかに」

スポニチアネックス 2024年9月5日 11時7分

 ジャーナリストで千葉大客員教授の岩田明子氏が5日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。自民党の茂木敏充幹事長(68)が4日に党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を表明したことに言及した。

 党幹部に支給され使途公開が不要の政策活動費について廃止を訴え、成長戦略の推進で「増税ゼロ」を強調。防衛増税と子育て支援金の保険料の追加負担を巡り、各1兆円分は停止するとした。出馬に伴い、5日から幹事長権限を総裁である岸田文雄首相へ移す考えも示した。

 総裁選に名乗りを上げたのは5人目。立候補制となった1972年以降の過去最多に並んだ。茂木氏の出馬は初めて。

 派閥裏金事件を受け成立した改正政治資金規正法の付則で10年後に領収書の公開を検討することとなった政策活動費について内容の公開はできると指摘。非公開にせざるを得ないものは今後使用しなければ廃止できるとした。政治資金パーティーの収益を課税対象にする法改正を行う意向を示した。

 岩田氏は、茂木氏について「ポイントは高い政策力と、あと交渉力が物凄い強い。TPP11(イレブン)閣僚級会議、ベトナムのダナンで交渉した時に、加入するとしていたカナダが突然に撤回して入らないとなった時に英語でキレまくった。日本人離れしていて、結局カナダは戻ってきた。これは茂木さんの交渉力の象徴的な出来事」と説明。

 そして、「緻密ですから、今回の総裁選も非常に緻密に戦略を練っていらっしゃるようなんですけれども、今回の会見でも、防衛増税ですとか子育て支援の停止ということを増税ゼロ政策という国民の心に凄く響きそうなワードを使いながら言い切る。だけど、これは、自らが幹事長だった時に政府与党の中にいて、なぜその時やらなかったんだという批判も抱き合わせになりますし、あと政策活動費も廃止と言ってますけど、その前にどういう使い方をしていたのか明らかにすべきだという課題もありますね」と自身の見解を述べた。

この記事の関連ニュース