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【ボクシング】東洋太平洋王者・宇津木秀&アマ全日本王者・横山葵海 名伯楽の下で米国合宿敢行

スポニチアネックス 2024年9月5日 14時26分

 プロボクシングワタナベジムは5日、東洋太平洋ライト級王者・宇津木秀(30)と、22年アマチュア全日本選手権王者の横山葵海(23)が行う米ラスベガス合宿の様子を報告した。

 9月2日から同地での合宿を開始した両者は、数多くの世界王者とコンビを組んできたトレーナーのイスマエル・サラス氏の指導を受け、トップ選手とのスパーリングを行っている。今年7月、5回TKO勝ちで東洋太平洋ライト級王座を獲得した宇津木は、WBC世界スーパーライト級王者アルベルト・プエロ(ドミニカ共和国)や、全米13連覇のアマ王者などと実戦を重ねている。

 宇津木は「合宿では、日本とは違う環境の中で、普段味わうことのできない練習ができています。このようなボクシングもあるんだという新しい発見もあり、またいろんなタイプのボクサーがいてとても刺激になっています。今回の合宿で学んでいることは、これから世界に行くにあたって必要になることばかりだと感じています」と世界挑戦へ向けて手応えを得ている様子。

 7月のデビュー戦で2回TKO勝ちした横山は、元WBA世界ミニマム級王者で、現WBAゴールドライトフライ級王者エリック・ロサ(ドミニカ共和国)や、WBC世界フライ級4位アンジェリーノ・コルドバ(ベネズエラ)らと手合わせ。

 また2人が汗を流す「サラス・ボクシング・アカデミー」では、今月14日に防衛戦を控える元WBA世界スーパーウエルター級スーパー王者で、現WBA世界ミドル級王者エリスランディ・ララ(キューバ・米国)も練習を行う。横山は「サラスさんは基本を中心に教えてくれています。ジャブを打つにしても身体を入れながら打つ、またひざと腰で打つなど新しい練習を教えてもらいました。スタンスやコンビネーション時の問題点も指摘してもらいましたので、今後ぜひ修正していきたいです。また、スパーリングでもディフェンスを重視した指導があり、とてもためになりました。ここにはいろんなタイプの選手がいますが、距離感や独特のテンポやパンチの軌道など、学ぶべきところが本当にたくさんあります」と刺激を受けた様子。

 2人を指導するサラス・トレーナーは「私のジムに合宿に来てもらい、とてもうれしく思います。シュウ(宇津木)はベリーグッドなボクサーで、アオイ(横山)は凄い才能を持ったボクサーだと思います。自分のスタイルを保ちながら、学び続けてスモールチェンジを一つ一つ作り上げ積み上げていくことで大きな改善につながり、次のレベルに成長することができます。少し変わることで大きく変わることができます。私のジムにボクシングの勉強をしに来てくれて、一生懸命学んでくれている、そのような選手に教えることができるのは本当に嬉しいことです。2人の成功を祈ります。頑張っていきましょう!」とコメント。

 ワタナベの渡辺会長は「短期間ですが、宇津木、横山はサラス・トレーナーの世界の技術と戦略を学んできてほしい」とさらなる飛躍を期待していた。

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