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2週連続V懸かる竹田麗央 64で初のメジャータイトルに好発進「本当に良いスタート」

スポニチアネックス 2024年9月5日 14時50分

 ◇女子ゴルフツアー ソニー日本女子プロ選手権第1日(2024年9月5日 沖縄県 かねひで喜瀬CC(6670ヤード、パー72)

 国内メジャー第2戦が開幕し、前週のゴルフ5レディースで今季5勝目を挙げた竹田麗央(21=ヤマエグループHD)が8バーディー、ボギーなしの64をマークし、8アンダーの好位置で滑り出した。

 国内メジャーが初めて開催された沖縄でも、メルセデスランク1位の勢いは健在だった。2週連続優勝が懸かる竹田が、大会記録にあと1打に迫る64のビッグスコアをマークした。最高気温33度に加え、湿度が80%に達する中での快進撃。「本当に良いスタートが切れたと思う。今日は結構ロングパットも決まったので95点くらいかなと思います」。そう紅潮した顔でうなずいた。

 平均262ヤードの飛距離を武器に、次々とチャンスメークした。会場のかねひで喜瀬CCのグリーンは「パスパラム」という南国特有の芝だが、「しっかりヒットするように」と意識。インから出て16番で6メートル、8番で8メートルを沈めるなど、グリーン上がショットとかみ合った。

 2週前には英国でAIG全英女子オープンを戦い、帰国直後の前週に岐阜で今季5勝目を挙げた。気温差に移動と疲労の蓄積もあるはずだが、21歳は「疲れは感じていないだけで、多分、溜まっているとは思うんですけど」とさらりと言った。6月の全米女子オープン直後に背中を痛めた経験から、あえて練習量を落とす選択をできるようになった。

 沖縄入りした2日には、仲の良い先輩の小祝さくらに誘われて喜瀬ビーチで海水浴。「水着は持ってきたいなかったのでTシャツ短パンで(笑い)」。オンオフの切り替えができているからこそ、ここまで5勝を重ねられている。

 今大会は22年に川崎春花、昨年は神谷そらと同じ03年度生まれの“ダイヤモンド世代”が2年連続で優勝している。「凄いなと思っていた。自分もそれに続けるように頑張りたい」。自身初のメジャータイトルへのモチベーションも十分。今ツアーで最も勢いに乗る21歳が、最高のスタートを切った。

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