ソフトバンクの中村晃外野手（34）が5日のウエスタン・リーグ、オリックス戦（タマスタ筑後）で実戦復帰を果たした。「2番・一塁」でスタメン出場し、5回2死二塁の場面で中前打など、3打数1安打だった。
「打席は違和感なかった。2軍も優勝争いをしている。足を引っ張らないように。何とか点につながるヒット。足引っ張らず済んでよかった」
背部痛で8月12日に出場選手登録を抹消され、当初は最短10日間での1軍復帰を予定していたが、体調不良によりファームでの調整が続いていた。3日には第1子となる男児が誕生。「家族のためにという思いは。守るものが増えた」と力になっている。
試合前に中村晃と話した小久保監督は「さっき話をした。自分がいけると思ったら言ってこいと。週末なのか来週頭かは分からないけどね」と状態次第で1軍復帰させる考え。背番号7は「腹を決めていきたいなと思います。応援してくれる人がいる。頑張ります」と言葉に力を込めた。