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TBS 日テレから“移籍”した番組「それって実際…」10月期から“異例”レギュラー化 生瀬らも続投

スポニチアネックス 2024年9月5日 16時1分

 TBSの10月期改編説明会が5日、東京・赤坂の同局で行われ、「巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会」を、10月から新たにレギュラー番組として放送すると発表した。

 中京テレビ制作で日本テレビ系で放送され、深夜で人気を博したバラエティー番組「それって実際!?どうなの課」が3月いっぱいで終了。ところが、TBSで、6月3日にゴールデン枠で特別番組として「巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会」が放送され、タイトルが似ているだけでなく、俳優の生瀬勝久が司会、お笑いトリオ「森三中」の大島美幸が出演するなど、出演者も内容もほとんど変わっていなかったため「局をまたぐ異例の移籍か?!」と話題になった。

 さらに同月26日には「世界くらべてみたら×それって実際どうなの会 グアムドンキ&一攫千金SP」と題し、2回目もオンエアされた。

 他局への番組の“異例の移籍”について、日本テレビは7月の定例社長会見で「日本テレビの系列社である中京テレビが制作、放送していた番組」という理由から「日本テレビとしては、お答えすることを控えさせていただきたい」と語るにとどめた。TBSも「戦略的なこともありますが、個別の番組の編成や制作過程については、従来通りお答えは差し控えたい」としていた。

 そんな中で、TBSで異例のレギューラ化となるのか注目されていた。

 この日の10月からのレギュラー化発表で、TBSは「たくさんの好評の声を受けてレギュラー化が決定した」と説明。司会の生瀬勝久、レギュラー出演している俳優・満島真之介、大島美幸の出演続行も発表した。

 コンテンツ戦略部長の三島圭太氏は、他局から“移籍”の経緯について「中京テレビさんとコミュニケーションをとらさせていただきましたが、詳細についてはお答えを差し控えるということになっておりますので…詳細はお答えし兼ねる」と回答。だが「シンプルに魅力あるコンテンツを編成し、放送するのが我々の責務ですので、それを追求したということに尽きると思います」とした。

 コンテンツ戦略企画プロデュース室長の畠山渉氏は、番組について「制作会社の極東電視台さんが作り上げたノウハウを生かしつつ、新たなチャレンジを加えてバージョンアップ。視聴者のみなさんの期待に応えられるコンテンツになっております」と自信をのぞかせた。

 編成担当の野村和矢氏は「極東電視台さんが制作したコンテンツをベースに、視聴者のご要望に応えて、新企画・新番組として、ゴールデン使用にブラッシュアップして挑んで参りたいと思っております」と説明した。

 番組について、同局は「時にはMCの生瀬自らもロケに出るなど、世の中にあふれる“ウマイ話”や“長年の疑問”の本当のところは実際どうなのかを時間と手間を惜しまず大検証していく。丁寧に検証を重ね、時には期待を裏切るような結果が出たとしても“ありのまま”をみせるスタイルを貫く本番組は、これまで出演したゲストから“とても勉強になる!”と絶賛されることも多い。世の中にあふれる“ウマイ話”や“長年の疑問”の本当のところは実際どうなのかを、時間と手間を惜しまず大検証していく『巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会』をお楽しみに」と呼びかけた。

 毎週水曜日の午後8時から放送で、初回は10月9日に午後8時30分スタートのスペシャル版で放送する。

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