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FC東京 Jリーグに意見書提出 台風10号影響の開催可否判断基準が「不明確」と指摘

スポニチアネックス 2024年9月5日 19時28分

 FC東京は5日、Jリーグに対して意見書を提出したと発表した。31日の広島戦で台風10号の影響による開催可否判断基準が不明確だったとして、今後の運用改善を求めた。

 チームは広島へ向かう新幹線が台風の影響で運転見合わせ。足止めされた上、一旦東京に戻り、空路などで広島入り。ハードな移動を強いられた。

 意見書で指摘したのは、「試合の実施/中止の判断において、考慮されるべき事柄が軽視されていた」という点。

 事故等に巻き込まれたアウエーチーム選手への影響と、アウエーチームのファン・サポーターの安全面確保を考慮すべきだったとした。

 また、「Jリーグが試合の開催可否を判断する権限を持っているが、判断基準や判断日時を明示せず、実施/中止の判断やその対応において、ホームチームとアウェイチームとも振り回されたこと」も挙げた。

 明確な判断基準や判断のデッドライン等を示さなければ、「刻々と状況が変化する側にあるチーム、今回のケースで言えば、アウェイチーム側が全て対応に追われ続けることになる」とし、「Jリーグが積極的に状況を把握し、適切な時期に判断を下すべきであった」とした。

 Jリーグ規約には「天災地変、公共交通機関不通等」の場合の実施・中止の判断はチェアマンが行うものとされているが、その規定の運用は曖昧だと指摘。

 試合当日までの実施・中止の判断において、より明確な判断基準や判断日時を定めたうえで、Jリーグが主導的に運用に取り組むことを要望。さらに「その判断基準については、ホームチーム、アウェイチームの一定水準の公平性の確保を重視し、特にJリーグがめざす、ピッチ上で最高の作品を見せるためにも、選手ファーストで策定すること。選手を含むチーム、そしてファン・サポーターの安全面の確保を考慮すること」を合わせて意見した。

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