Infoseek 楽天

DeNA・牧 執念が呼んだ逆転サヨナラ6連勝 失策の汚名返上!延長11回同点打

スポニチアネックス 2024年9月6日 5時33分

 ◇セ・リーグ DeNA4―3広島(2024年9月5日 横浜)

 塁上で牧が吠えた。そのDeNAの主将の思いが、延長11回4時間17分の死闘を制す逆転劇につながった。「調子どうこうより、チームに迷惑をかけた。なので、ああいう展開で気持ちが高ぶった」

 1点を勝ち越された2―3の延長11回。そこまで4打席無安打の牧が、無死一、二塁で松本のカットボールを左中間へ同点二塁打。拳を握り絶叫した。

 その後2死満塁から伊藤が押し出し四球を選び、4―3の逆転サヨナラ勝利。今季62試合目で主催試合球団最速の観客動員200万人を達成したハマスタが揺れた。

 1―0の5回。牧は先頭・菊池の平凡な二塁前のゴロを失策。二塁進塁を許した。結局、先発ケイの粘投でその回無失点も、凡ミスに気分も落ちかけた。

 だが崩れかけた思いを持ち直させたのも、自身の「思い」だった。8月27日の阪神戦前に4位からの逆襲を誓ってナインの前で「勝ち切る覚悟」というスローガンを提示した。そしてその言葉でチームは一致団結した。

 22年8月19~21日以来2年ぶりの対広島同一カード3連勝で、連勝は6まで伸ばした。貯金は3となり、首位の巨人から4位のDeNAまで、4・5ゲーム差にひしめく大混戦。群雄割拠の戦国セ・リーグを演出する。

 7日からは首位に浮上した巨人と東京ドームで2連戦が待つ。頼れる背番号2は「もう勝ち続けないといけない。一試合も落とせない。カープさんに3連勝で、いい形になってきた」と敵地での連勝を見据えた。(大木 穂高)

この記事の関連ニュース