Infoseek 楽天

W杯アジア最終予選は波乱の幕開け…日本の同組サウジ△、豪州● アジア王者カタールも黒星発進

スポニチアネックス 2024年9月6日 6時48分

 サッカーの26年W杯北中米大会アジア最終予選が5日からスタート。C組の日本(世界ランク18位)は本拠で中国(同87位)に7―0と大勝を飾り、3大会ぶりの白星発進。同組のオーストラリア(同24位)は本拠でバーレーン(同80位)に0―1に敗戦、サウジアラビア(同56位)は本拠でインドネシア(同133位)と1―1の引き分けに終わった。一方、B組の韓国(同23位)も本拠でパレスチナ(同96位)に0―0と引き分けるなど各地で波乱続出の幕開けとなった。

 日本は約7カ月ぶりの代表復帰となったMF伊東(Sランス)が途中出場で1得点2アシストの活躍を見せるなど、ゴールラッシュで中国に7―0と大勝発進。同じC組のオーストラリアは本拠でバーレーン0―1と敗戦。後半32分にFWイェンギ(ポーツマス)が危険なプレーで一発退場。同44分には相手のクロスがDFサウター(シェフィールドU)に当たってオウンゴールとなってしまい、過去6戦全勝だった相手に“歴史的金星”を献上した。

 C組のもう1試合は、サウジアラビアが本拠でインドネシアに大苦戦。前半19分に先制ゴールを許す苦しい展開となり、同アディショナルタイムにMFアルジュワイル(アルヒラル)が同点ゴール。後半34分にはPKのチャンスを得たが、MFアルドサリ(アルヒラル)が痛恨の失敗。終盤にはピンチを何度か迎えるなど、1―1の薄氷ドロー。C組は日本とバーレーンが勝ち点3で並ぶも、得失点差で大きく上回った日本が堂々の首位発進となった。

 A組も今年のアジア杯王者カタールが本拠でUAEに1―3と惨敗し、黒星発進。アジア杯4強のイランは本拠でキルギスに1―0、ウズベキスタンも本拠で北朝鮮に1―0で勝利。ともに白星発進を飾ったが白熱の接戦だった。

 B組はアジア杯4強の韓国が本拠でパレスチナとスコアレスドロー。まさかの“ドロー発進”に本拠サポーターからは大きなブーイングが飛び交う場面があった。アジア杯準優勝のヨルダンも本拠でクウェートと1―1のドロー。1点リードの後半アディショナルタイムにPKを献上し、土壇場で同点に追いつかれ勝ち点1。同予選出場18チーム中最も世界ランクの低い相手に不覚を取った。

 ▽2026年W杯北中米3カ国大会アジア最終予選 18チームが3組(A~C)に分かれ、各組2位までが出場権を獲得。3、4位はプレーオフに回る。プレーオフでは6チームが2組に分かれ、各組1位が出場権を獲得。各組2位同士で9位決定戦を行い、勝者が大陸間プレーオフに進む。最大9チームが出場権を得る。

<W杯アジア最終予選A組順位表>

1位・UAE(69)  1勝 得失点+2 勝ち点3

2位・ウズベキスタン(61) 1勝 得失点+1 勝ち点3

2位・イラン(20) 1勝 得失点+1 勝ち点3

4位・北朝鮮(110) 1敗 得失点-1 勝ち点0

4位・キルギス(102) 1敗 得失点-1 勝ち点0

6位・カタール(34) 1敗 得失点-2 勝ち点0

<W杯アジア最終予選B組順位表>

1位・イラク(55) 1勝 得失点+1 勝ち点3

2位・ヨルダン(68)  1分 得失点0 勝ち点1

2位・クウェート(136) 1分 得失点0 勝ち点1

4位・韓国(23) 1分 得失点0 勝ち点1

4位・パレスチナ(96) 1分 得失点0 勝ち点1

6位・オマーン(76) 1敗 得失点+1 勝ち点0

<W杯アジア最終予選C組順位表>

1位・日本(18)  1勝 得失点+7 勝ち点3

2位・バーレーン(80) 1勝 得失点+1 勝ち点3

3位・サウジアラビア(56) 1分 得失点0 勝ち点1

3位・インドネシア(133) 1分 得失点0 勝ち点1

5位・オーストラリア(24) 1敗 得失点-1 勝ち点0

6位・中国(87) 1敗 得失点-7 勝ち点0

※()内数字はFIFAランキング

この記事の関連ニュース