◇パ・リーグ ソフトバンク0―1西武(2024年9月6日 みずほペイペイ)
ソフトバンクの有原航平投手(32)が6日、みずほペイペイドームでの西武戦に先発し、8回、104球を投げ7安打1失点と好投したが、打線の援護なく7敗目を喫した。
一発に泣いた。4回1死で迎えた佐藤龍に対しての初球だった。外角を狙った147キロ直球がコース、高さともにやや甘く入り、右中間のテラス席に運ばれた。5回以降は走者を出しても追加点を与えず、打線の援護を待った。
しかし、打線が西武投手陣を打ち崩せない。初回2死満塁では正木が一邪飛に倒れる。3回も1死二塁と得点機を迎えながら、後続が凡退した。1点を追う展開となった4回には1死一、三塁で周東が空振り三振、今宮も遊ゴロに倒れた。その後もホームベースは遠く、結局、8回まで投げた有原を援護できなかった。
有原は8月は5試合に先発して1勝2敗、防御率5.70と苦しんだ。前回8月30日のロッテ戦でも5回9安打5失点(自責4)で敗戦投手となった。「チームに迷惑をかけてしまった。次、しっかり投げられるようにしたいです」と話していた通り、中6日の先発で、キッチリと修正して快投したが、ハーラー単独トップの12勝目はならなかった。