◇パ・リーグ 日本ハム3ー2オリックス(2024年9月6日 エスコンF)
日本ハムが劇的なサヨナラ勝ちで3連勝。リーグ優勝した2016年以来、8年ぶりに貯金14とした。首位ソフトバンクは敗れ、ゲーム差は8となった。
先発投手の金村は制球力を生かした投球で4回までオリックス打線を無得点に封じる。しかし5回にこの日初めての連打で1死一、二塁とされると、西野に甘く入ったカットボールを右前に運ばれ先制を許した。その後は粘りのピッチングでスコアボードにゼロを刻み、7回8安打1失点でマウンドを降りた。
打線は初回に清宮が内野安打で14試合連続安打としたものの、相手先発投手・カスティーヨの前に5回まで2安打に封じられ無得点と、金村を援護できない。1点を追う6回に相手の失策と安打で1死二、三塁のチャンス。ここでカスティーヨに代わってマウンドに上がった宇田川から、浅間が中前に前進守備の頭を越える逆転の2点適時打。ガッツポーズで雄叫びを繰り返し感情を爆発させた。
しかし1点リードの8回、金村の後を受けた田中正が先頭の太田に痛恨の一発を浴び同点に追いつかれた。
迎えた9回、1死二塁の場面で清宮が申告敬遠で出塁。続くレイエスが遊ゴロに倒れ2死二、三塁になると、上川畑が四球を選び満塁に。最後は代打マルティネスが押し出し四球を選び、劇的なサヨナラ勝利となった。9回を3者凡退に斬った柳川がプロ初勝利を挙げた。
▼浅間 気持ち。気持ち。気持ちです。
▼マルティネス やりましたー!9回は楽しみに準備していました。このような大事なシチュエーションで回ってくると分かっていました。僕はファイターズの秘密兵器です。