◇パ・リーグ 日本ハムーオリックス（2024年9月6日 エスコンF）
日本ハムが劇的なサヨナラ勝ちで3連勝。リーグ優勝した2016年以来、8年ぶりに貯金14とした。高卒3年目の柳川大晟投手（21）が3番手で登板し、9回を無失点に抑えプロ初勝利を挙げた。
1点リードの8回、先発投手・金村の後を受けた田中正が先頭の太田に痛恨の一発を浴び同点に追いつかれた。3番手で9回のマウンドに上がった柳川が3者凡退に斬り、その裏の劇的サヨナラを呼び込んだ。
1日の西武戦では9回に登板するも、2死から押し出し四球で悔しい黒星。試合後にお立ち台に立った柳川は「前回のヒーローの時に打たれたあとに頑張ると言っていたので、今日はしっかり抑えました」と振り返った。「いつもより緊張感はあったが、次につながると思います」と手応えも得た。
5月に育成から支配下登録されると、今季は既に8セーブを挙げ、高卒3年目までの投手では87年松浦宏明が持つ球団記録に並んでいる。「いい場面でチャンスをもらっているので、このチャンスをものにしてチームの力になれるように頑張りたい」と意気込む。
ウイニングボールは「両親にあげたい」と話した21歳は「絶対CSまで行って、日本一になります！」と力強く締めくくり、満員の日本ハムファンから大歓声を浴びた。