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【パリ・パラリンピック】男子ダブルス小田凱人・三木拓也組は銀メダル 世界最強ペアにストレート負け

スポニチアネックス 2024年9月7日 1時29分

 ◇パリ・パラリンピック第10日 車いすテニス(2024年9月6日 ローランギャロス)

 車いすテニスの男子ダブルスは6日に決勝が行われ、第2シードの小田凱人(18=東海理化)、三木拓也(35=トヨタ自動車)組は第1シードの英国ペア、アルフィー・ヒューエット(26)、ゴードン・リード(32)組に2-6、1-6で敗れて銀メダルだった。この種目の日本勢では04年アテネ大会の国枝慎吾、斎田悟司組以来20年ぶりの金メダルはならなかった。

 17歳差ペアが世界最強ペアに屈した。パラリンピックは16年リオデジャネイロ、21年東京と2大会連続銀メダルながら、ヒューエットは四大大会のダブルスで通算21勝、リードが25勝。小田・三木組は立ち上がりから圧倒された。第1セットはいきなり3ゲームを奪われ、2ゲーム返した第6ゲームでブレークポイントを2度握ったが、あっさりキープされると追いつくチャンスは2度と訪れなかった。第2セットも1ゲームを取るのがやっとで、最後まで主導権を握れなかった。

 パラリンピック初出場の小田と、4度目出場の三木。パリ大会を見据えて23年3月に三木の提案でコンビを結成し、連係を高めてきた。小田の攻撃力と三木のテクニックがかみ合った今年4月の飯塚国際では、決勝でヒューエット、リード組から4度目の対戦で初勝利を挙げて優勝。マッチタイブレークにもつれる激闘となった今大会の準決勝でも、三木が集中的に狙われれば小田がカバーし、小田にミスが出れば三木が取り返すコンビの良さでスペインペアを下した。それでも、自在の戦いを見せる英国ペアには歯が立たなかった。

 世界ランキング2位のシングルスで決勝進出を決めている小田は、7日に同1位のヒューエットと対戦する。過去の対戦成績は7勝8敗と実力は伯仲。「彼に勝つためにここに来た。金メダルを獲る」。銀メダルを2つ並べるつもりはない。

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