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体操・宮田笙子 パリ辞退から涙の実戦復帰「申し訳ありませんでした」団体Vに貢献

スポニチアネックス 2024年9月7日 14時32分

 国民スポーツ大会の体操成年女子が7日、佐賀県のSAGAアリーナで行われ、宮田笙子(19=順大)が鯖江高時代を過ごした福井県代表として出場し、団体総合優勝に貢献した。

 宮田はパリ五輪代表に入りエースとしての活躍が期待されたが、大会直前に飲酒と喫煙が発覚して代表を辞退。今大会は騒動後初、5月のNHK杯以来、約4カ月ぶりの競技会となった。

 最初の種目の跳馬の前には、緊張からか胸に手を当てて深呼吸。目元を押さえるシーンもあり、涙の実戦復帰となった。福井の5人中3番目に演技し、着地をまとめて13・300点。続く段違い平行棒は演技しなかった。3種目目の平均台はバランスを崩すシーンもあったが、演技を完遂し、着地すると力強いガッツポーズも見せ13・733点をマークした。最後の床運動を終えると涙をこらえきれず、チームメートと抱擁をかわした。スコアは12・933点だった。

 試合後は「この度は私がとった行動によって多くのみなさまにご迷惑をかけてしまい、深く反省しております。申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 7月の日本協会での会見では、宮田との事実関係の確認の際に、宮田の様子について西村専務理事は「神経をつかい、かなり憔悴している様子がうかがえた」と説明していた。

 日本協会では第三者機関を設置し、今回の問題に対して関係者への調査を行っている。

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