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【柔道】あの“ズルーレット”再現?!ドンマイ川端が野村氏&鈴木監督の得意技の餌食に

スポニチアネックス 2024年9月7日 16時39分

 五輪柔道史上唯一3連覇を達成した野村忠宏氏(49)が主催する柔道イベント「第10回野村道場」が7日、横浜武道館で行われ、いずれも五輪金メダリストの鈴木桂治・男子日本代表監督、男子81キロ級の永瀬貴規(旭化成)、女子48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)、同57キロ級の出口クリスタ(カナダ)がスペシャルゲストとして参加した。

 イベントは準備運動などの後、恒例となっている野村氏やスペシャルゲストによる得意技の披露が行われた。鈴木監督は足払い、永瀬は内股、出口は大外刈り、角田は巴投げなどを披露。大トリで野村氏が“伝家の宝刀”背負い投げを披露することになったが、「自慢じゃないけど、むちゃくちゃ速い。学生では受けられない」と一言。受け(技を掛ける相手)を抽選で決めることになった。

 ここで武道館の天井からつり下げられた大型ビジョンに登場したのが、パリ五輪の混合団体戦でも物議を醸したデジタルルーレットだった。「―57kg」「―73kg」など6パターンの文字が回転し始めたが、突然「ドンマイ川端」の文字が表れ、計ったように回転がストップ。野村道場の準レギュラー講師で、元強化選手でもある柔道ユーチューバーのドンマイ川端が指名され、強烈な背負い投げの餌食となった。

 これに気を良くしたのか、野村氏は「鈴木先生の大外刈り、まだ見せてなかったよね?」と一言。現役時代は足技を武器に04年アテネ五輪を制した鈴木監督が2つめの技を披露することになると、再度デジタルルーレットが登場。再び計ったように突然表れた「ドンマイ川端」で回転が止まり、場内は大盛り上がりだった。

 パリ五輪では日本と開催国フランスの対戦となった混合団体決勝で3―3と決着が付かず、金メダルのゆくえは無作為の抽選で選ばれた階級での代表戦の結果に委ねられることに。ここで登場したのがデジタルルーレット。フランスの英雄テディ・リネールが代表の男子90キロ超級でルーレットが止まり、結果的にリネールが日本の斉藤立を投げて優勝。日本国内では「ズルーレット」などと揶揄され、鈴木監督も「さすがIJF(国際柔道連盟)だな、盛り上げるなと思いました」と苦笑いを浮かべていた。

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