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「真摯に向き合い…」泣いた語った体操・宮田笙子 仲間に感謝「今はうれし涙しかないです」

スポニチアネックス 2024年9月7日 17時29分

 国民スポーツ大会の体操成年女子が7日、佐賀県のSAGAアリーナで行われ、宮田笙子(19=順大)が鯖江高時代を過ごした福井県代表として出場し、団体総合の優勝に貢献した。

 宮田はパリ五輪代表に入りエースとしての活躍が期待されたが、大会直前に飲酒と喫煙が発覚して代表を辞退。今大会は騒動後初、5月のNHK杯以来、約4カ月ぶりの競技会となったが、安定した演技を見せ最後の床運動を終えると涙があふれた。試合後は取材に応じ、初めて自らの言葉で自身の行動を謝罪した。

 【試合後の宮田と一問一答】

 「この度は私がとった行動によって多くのみなさまにご迷惑をかけてしまい、深く反省しております。申し訳ありませんでした。この件に真摯に向き合い、今後の選手生活を全うしてまいりたいと思います」

 ――最初は不安だったが笑顔に変わった

 「今回の試合はケガもあったので、凄く不安もあったんですけど、これまでずっと応援してくださった、特に福井県の方々のことを思って。また一緒に戦ってくれるチームのみんなのことを思うと最後までやり切ることが使命かなとおもったので。最後までやり切れたのは大きかった」

 ――大きな歓声があった

「本当に今回、この素晴らしい体育館で演技させてもらえたことに本当に感謝しています。いろんな方々から声も掛けて頂いて、今後に対して凄く前向きな気持ちになれたと思いました」

 ――復帰の大会で国スポ選んだ理由。福井の仲間と出たことに対して

 「正直、(大会)付近でケガがあって、本当に出られるか分からない状況だったんですけど、それでも自分が出たいと思ったのは福井県の皆さんのおかげだと思いますし。本当にずっと支えてきてくれた深沢選手、先輩と一緒にこれまで戦ってきた後輩たちが凄い笑顔で迎え入れてくれて。最後にはお帰りなさいと言ってくれたので、本当に、感謝しきれないというか。今はうれし涙しかないです」

 ――4カ月ぶり復帰。改めたところ、変わらない思いは。

 「またここから自信の持てる演技を積み重ねていって、今以上に大好きな体操を誰よりも楽しめるように頑張っていきたいと思います」

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