ナ・リーグMVP争いでドジャース・大谷の“対抗馬”と目されるメッツの遊撃手リンドアが本紙の取材に応じ「大谷は凄いシーズンを過ごしている。何より大事なのはドジャースがポストシーズン進出に近づいていること。チームを助けているのは間違いない」と称賛の言葉を並べた。
ここまで遊撃手として全141試合(1試合のみ代打から遊撃守備)に出場し、打率・273、30本塁打、84打点で26盗塁。守備率・979の安定感も光り、ブレーブスと並んで地区2位でワイルドカード進出圏内のチームをけん引している。
史上初の「45―45」を達成している大谷がMVP大本命もDH専任の受賞は前例がない。最近はリーグ2位の37本塁打のブレーブス・オズナ、「20―60」のレッズ・デラクルスより、攻守で存在感を示すリンドアを対抗馬に挙げる声も目立つ。
この日はレッズ戦に「1番・遊撃」で出場し1安打1得点で勝利に貢献。MVPコールも浴び「とても気に入っている。打席に立つたびにファンからの愛を感じる」と笑った。 (杉浦大介通信員)