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新潟レディース今季初勝利 下吉がプロ初ゴール 元日本代表FW田中達也氏の長女・聖愛が好アシスト

スポニチアネックス 2024年9月8日 4時2分

 クラシエ杯1次リーグの第2節が行われ、B組のアルビレックス新潟レディースはホームでマイナビ仙台を1―0で下し、今季初勝利を挙げた。後半26分にFW田中聖愛のパスを受けたMF下吉優衣(ともに18)がプロ初ゴール。これが決勝弾となり、新潟は1勝1敗の勝ち点3とした。

 0―0の後半26分。途中出場の若手コンビが躍動した。FW田中がスピードあるドリブルで相手DFをかわす。「縦に運べばチャンスになる」。ゴール前では元日本代表FWの父・達也氏(新潟コーチ)ほうふつさせるまたぎフェイントでDFをほんろう。最後はゴール前に詰めていた同期のMF下吉にラストパスを送った。

 下吉がゴールを決めた瞬間、観客席で観戦していた達也氏もガッツポーズで愛娘の活躍を喜んだ。クラブの山本英明社長から父が喜んでいたことを聞いた田中は「本当ですか?あんまり喜んでくれたのを見たことないので」と照れ笑い。「幼いころから父と練習してきた形を出せた。シザースは自分の持ち味」と父譲りの突破力が光った。

 今季初出場でプロ初ゴールの下吉は、本職のボランチから今季左サイドハーフに挑戦中のホープ。人見知りでたくさんの報道陣に囲まれ取材を受ける姿を選手たちが心配そうに見守る中、「自分のゴールで勝てて良かった」と笑顔を見せた。

 前節のノジマ相模原戦ではFW那須野がアシストを記録し、この日は田中、下吉が活躍。2年目の18歳トリオの活躍に橋川監督は「もともとストロングを持っている選手たち。爆発力もあるが、まだ不安定なところもある。そんな中でしっかり結果を出してくれたのは少しは層が厚くなってきた」と評価。本気でタイトルに挑むための布陣が整ってきた。

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