Infoseek 楽天

ソフトバンク・オスナが再来日 今季初4連敗のチームを救え!11キロ減量「1日も早く復帰したい」

スポニチアネックス 2024年9月8日 5時47分

 ◇パ・リーグ ソフトバンク2-3西武(2024年9月7日 みずほペイペイD)

 腰の検査と治療のため渡米していたソフトバンクのロベルト・オスナ投手(29)が7日、みずほペイペイドームを訪れ、今季中の復帰に強い意欲を示した。前日6日に再来日し、この日は小久保裕紀監督(52)ら首脳陣と復帰プランを協議。11キロ減量し、既にブルペン投球を再開している。逆転負けのチームは今季初の4連敗で優勝マジックは15のまま。離脱者続出のブルペンを救う守護神の復帰が待たれる。

 すっきりとしたフォルムで戻ってきたオスナが早期復帰を約束した。前日6日に再来日し、この日の西武戦前にみずほペイペイドームで小久保監督ら首脳陣と面談した。

 「これからのプランについての話をさせていただきました。アメリカではブルペンに何回か入ってますし、状態も良くなり戻って来ることができました。1日でも早くチームに復帰したいと思ってます」

 腰の炎症に悩まされていた中で体重を11キロも落とした。「野菜、魚、胸肉と、健康的なものばかり食べました。見ての通り体重も落ちました」。8月上旬に日本を離れてからもチームの状況は細かくチェックしていたという。「全部、試合は見ていました。1日でも早く戻りたいと思ってましたし、相手打者の状況も見たかったので。チームに関しては全て追ってました」。海外の一部メディアで母国・メキシコでのトラブルが報じられたが、球団によると大きな問題に発展している事実はないという。

 昨季は守護神として49試合に登板し、3勝2敗26セーブ、防御率0・92と圧倒的な成績を残した。今季は30試合登板で0勝2敗、20セーブ、防御率3・99と安定感を欠き、7月5日に出場選手登録を抹消された。その後に腰の検査と治療のために日本を離れた。

 本来の状態を取り戻しさえすれば、チームにとって大きいことは言うまでもない。倉野投手コーチは「シーズン中に復帰することは今のところほぼ間違いないです」と明言。「本人も“帰って来る時はいい状態で”と言ってくれていた。高いモチベーションで帰って来てくれたのはありがたい。明日の状態を見て(今後のプランを)決めたい」と期待を込めた。

 救援陣はオスナの離脱後にクローザーを担ってきた松本裕ら離脱者が相次ぎ、不安定な状態だ。この日も終盤に逆転されて、チームは今季初めての4連敗を喫した。小久保監督は「今年一番苦しい時期がここに来たなという感じですね」と話し、「体はだいぶいいと聞いているので、どこかから戻ってくれればいいですね」とオスナの戦列復帰を願っていた。 (木下 大一)

≪オスナ 今季の経過≫

 ▽3月29日 オリックスとの開幕戦で1回無失点に抑えて今季初セーブ

 ▽5月1日 楽天戦に登板して1回1失点で今季初黒星

 ▽同29日 巨人戦に登板して1/3回を1失点で2敗目を喫する

 ▽6月23、30日 ロッテ戦、日本ハム戦で2試合連続3失点

 ▽7月2日 西武戦で今季20セーブ目をマーク

 ▽同5日 下半身のコンディション不良のため出場選手登録から外れる

 ▽8月2日 球団が腰部の検査と治療のために渡米したと発表

 ○…厳しい台所事情の救援陣が崩れて逆転負けを喫した。1点リードの8回、杉山が先頭に四球を許し、2死二塁から西川の中前打で同点とされた。「四球で出した走者だけは還さないと思っていたんですけど…」と悔しがった。同点の9回にはヘルナンデスが1死から外崎に右翼テラス席に勝ち越しソロも運ばれて両手で頭を抱えた。

 オスナ、藤井、松本裕と勝ちパターンを担ってきた投手の離脱が続き、新しい継投の形を模索している。ヘルナンデスは「マイナー時代に何試合かクローザー経験はある。試合を締める、きっちりと締めることがさらに大事になる」と話していたが、厳しい結果に終わった。杉山は「(オスナに)何とか帰ってきてほしい」と強く願っていた。

この記事の関連ニュース