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W杯決勝の再現は今週も大激闘! 南アが開幕4連勝 オールブラックスには75年ぶり4連勝

スポニチアネックス 2024年9月8日 2時13分

 ◇南半球4カ国対抗戦ザ・ラグビーチャンピオンシップ第4節(2024年9月7日 南アフリカ・ケープタウン)

 昨年のラグビーW杯フランス大会優勝で世界ランキング1位の南アフリカが、同準優勝で世界ランク3位のニュージーランド(NZ)に18-12(3-9)で逆転勝ちし、開幕4連勝を飾った。NZは前週から連敗で1勝3敗。南アは6連勝した1937~49年以来75年ぶりとなるオールブラックス戦4連勝で、通算対戦成績を42勝62敗4分けとした。

 前半から両軍にシンビンが出た。14分、トライにつながるプレーを妨害した南アのNo.8ヴィーセがイエローカードを受け、NZがPGで3-0と先制。直後の16分、今度はNZのWTBリースが危険なプレーでイエローを受け、一時は14人対14人の戦いとなった。その後はNZの激しいディフェンスが光り、ブレークダウンでターンオーバーを連発。SOマッケンジーが29分、前半終了間際の41分とPG2本を追加し、南アの攻撃を1PGに抑えて9-3で折り返した。

 後半は最初のペナルティーでNZが自陣からPGを狙って外したのに対し、南アは自陣からでも展開して攻めた。敵陣に入るとフッカーのマークスを投入して強力FW陣がゴール前へ殺到。9分にフランカーのコリシ主将が右中間のトライラインを陥れ、SOポラードのコンバージョンも決まって10-9と逆転した。

 ともに1PGを加えて13-12で迎えた後半23分、南アはFBルルーがイエロー。NZはマッケンジーのPGがポストに当たり、内側にはね返ったボールから攻め続けたが、南アは反則をせずに14人で守ってミスを誘った。NZはラインアウトからの攻撃を選択すればノックオン、PGを狙えばマッケンジーが外すなどチグハグ。33分にはプロップのロマックスが妨害プレーでイエローを受け、直後にルルーが戻り15人になった南アはすかさずマークスがトライを挙げ、6点差に広げて逃げ切った。

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