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車いすテニス金・小田凱人 「感動をありがとう」「競技やりたくなった」自身SNSに祝福コメント殺到

スポニチアネックス 2024年9月8日 11時3分

 ◇パリ・パラリンピック第11日 車いすテニス(2024年9月7日 ローランギャロス)

 車いすテニス男子シングルス決勝で世界ランキング2位の小田凱人(18=東海理化)が世界1位のアルフィー・ヒューエット(26=英国)に6―2、4―6、7―5で勝利して金メダルを獲得した。三木拓也(35=トヨタ自動車)とのペアで銀メダルを獲得したダブルスに続く今大会2度目の表彰台。キャリアで五輪かパラと全4大大会を制する生涯ゴールデンスラムへ、残すは全米のみとなった。

 会場は2連覇中の全仏と同じローランギャロス。相性抜群の舞台で過去7勝8敗だった宿敵ヒューエットを破った。

 第3セット、3―5から4セット連取でつかんだ金メダル。歓喜の瞬間は赤土に倒れ込みガッツポーズ。車いすの両輪をヒューエットに拾ってもらい、支え合いながら熱い抱擁を交わした。

 試合後、小田は自身のインスタグラムを更新。勝利の瞬間、自ら車輪を外して倒れ込み、歓喜する自身の写真をアップし「it was all a dream」と金メダルの絵文字とともにつづった。

 この投稿にフォロワーからは「あきらめない 最後までベストをつくす 最後は楽しむもう 最後はゾーンでしたね 感動をありがとう」「信じて行動することで夢が現実になるところを見せてくださった」「昨晩は日本でテレビ中継で応援できてホント素晴らしい試合が見られました!小田さんが訴えてくれたおかげで生で凄い試合が見れて、車いすテニスをやりたくなりました!」「おめでとう 夜中に一人でガッツポーズしたり悔しがったり驚いたり いい試合だった~最高です!!!!」「おめでとうございます 今日はローランギャロスでこの目で歴史的瞬間を目にして感動しました」と、500件以上のコメントが。

 また、パリ五輪カヌー代表でスラローム男子カナディアンシングルのリオデジャネイロ五輪銅メダリストの羽根田卓也は「愛知の誇り 本当におめでとうございます」、サッカーのスイス1部セルベットDF常本佳吾は「おめでとう 凄すぎる!!」とアスリートからも祝福の声が寄せられた。

 さらに、国際テニス連盟公式インスタグラムも同様の写真をアップ。「象徴的な瞬間」と記した。

 4大大会よりも報道陣が少なく、準々決勝まではテレビ中継もなし。SNSで放送を熱望し「これが車いすテニスの現状。僕はそれを変えに来ている」と魅せるプレーにもこだわった。準決勝とダブルス決勝は急きょ放送が決定した。

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