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自民総裁選 野党の焼き直し政策掲げる候補に弁護士疑問「野党は正しかったと言っている方がたくさん」

スポニチアネックス 2024年9月8日 14時59分

 弁護士の三輪記子氏が8日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に生出演し、自民党総裁選(12日告示、27日投開票)の立候補者が訴えている政策に疑問を呈した。

 総裁選には、小林鷹之前経済安保担当相、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相、林芳正官房長官、茂木敏充幹事長、小泉純一郎元環境相の6人が既に出馬を表明した。

 政策論争も始まり、石破氏は富裕層への課税を強化する狙いで金融所得課税の税率アップを公言。茂木氏は政策活動費の廃止、小泉氏は党内で反発が根強い選択的夫婦別姓の導入を、ぞれぞれ掲げた。

 しかし、こうした政策の中には、以前から野党が実現を求めて声を上げてきたものも多い。三輪氏は「総裁選を見ていると“じゃあ何で今までやらなかったの?”ということを皆さん、おっしゃっていて。言われていることを野党が指摘していたわけですよね。ということは、野党の指摘は正しかった、ということを言っている方がたくさんいる」と首をかしげた。

 となれば、自民党が政権を握り続ける意義も揺らぐ。三輪氏は「じゃあ何で自民党なのか?そこを皆さんは問うべきだと思います」と有権者に呼びかけた。また「さらに言うと、できるのかできないのか分からない、野党がずっとやってくれと言っていたことを今さらやると言って、総裁選を戦う…誰のためにやっているのか、すごく疑問に思っています」とも述べた。

 政策論争の中で、ほとんど話題に上らないのが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題。三輪氏は「裏金問題はもちろんなんですけど、裏金よりも前も出ていた統一教会問題も、すごくうやむやにしているなと思います」と指摘。「そこに関しても、リーダーとしてどういうことを決着というか、やっていくのかということも明らかにすべきですし、それが見えてこないのは感じています」と問題視した。

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