20th Centuryの坂本昌行（53）とAぇ！groupの末澤誠也（30）が8日、東京・日生劇場でミュージカル「三銃士」の初日を迎えた。
アレクサンドル・デュマの名作をもとに、登場人物の心理を深掘りして描く。主演は坂本が務め、三銃士のリーダー格・アトス役を演じる。末澤は銃士になることを夢見て田舎町からパリへ出てきた青年ダルタニャン役を演じる。
2人は22年の「THE BOY FROM OZ」以来の共演。末澤は今年5月にCDデビューし、新たな一歩を踏み出した。坂本はその末澤の成長ぶりを聞かれると「そんなに変わってない」と末澤の身長を示すそぶり。末澤は「いやいやいや！身長は変わってないです。多分1ミリも、おそらくですけど、もっと中身のところ！」と間髪入れずにツッコみ、坂本は「秒でツッコむのな」と感心。末澤が「絶対言うやろなと思った」と話すと「これが彼の成長です」とにやり。仲の良さを見せた。
その上で「すごく真面目だし、負けず嫌いというかそういうとこが非常に出ている。難しければ難しい役ほど頑張ってそれを乗り越えようとしているので、僕が言うのもあれですけど成長がもうやっぱり著しく僕は感じました」と後輩を称えた。末澤は「今回2度目ですけど、すごく距離が近くなった気がする。本当稽古中もいろいろアドバイスをたくさんいただき、休憩のときとかに結構たわいもない話もいろいろさせていただいた」と稽古期間を回顧。大先輩から多くのことを学んでいるといい、「直接的というよりは、こういうやり方もあると提案をいただいたりした」と明かした。
オフの日には約2時間半、しゃぶしゃぶを食べに行ったという。末澤のこれまでの話などをしたといい、坂本は「深い話ともろもろ今までの経緯みたいなことを話した。そういうことを経て今の誠也があると聞けた。稽古場での頑張りが腑に落ちた。より自分が経験したものを誠也に渡して成長してもらえたら嬉しいと思った」と後輩への思いを語った。末澤も「食べにご飯食べながらいろいろお話させていただいて、もう本当にあっという間に過ぎたぐらい、いろんなお話を僕も聞かせていただきました」と笑顔で振り返った。
東京公演は9月8～28日に日生劇場で。広島公演、大阪公演も行われる。