女優の吉高由里子（36）が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」（日曜後8・00）は8日、第34話が放送された。話題のシーンを振り返る。
＜※以下、ネタバレ有＞
「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛～僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。
第34話は「目覚め」。藤原道長（柄本佑）は興福寺の別当が朝廷に要求を突きつける非常事態の収拾に奔走。一方、まひろ（吉高由里子）は物語を書き進め、宮中の話題を集めるが、狙いだった一条天皇（塩野瑛久）と中宮・藤原彰子（見上愛）の関係は深まらない。道長が熱望してやまない彰子の懐妊は程遠く、さらに病や火事など都に不吉な出来事が続いたため、道長は一世一代の決断し…という展開。
寛弘4年（1007年）。藤原斉信（金田哲）に続き、藤原道綱（上地雄輔）の屋敷も家事に。道綱が落ち込み、斉信と藤原公任（町田啓太）が慰める様子を、藤原伊周（三浦翔平）が物陰からうかがっていた。
藤原定子（高畑充希）の忘れ形見・敦康親王(渡邉櫂）が病に。伯父・伊周の見舞いの品は「要らぬ」と拒否。道長が現れると、駆け寄っていた。
道長は嫡男・藤原頼通（渡邊圭祐）に「このところ不吉なことが続き、中宮様のご懐妊もないゆえ、吉野の金峯山（きんぶせん）に参ろうと思う。おそらくは、我が生涯最初で最後の御嶽詣である」。頼通は同行を願い出た。
8月。軍事貴族・平致頼（たいらのむねより）は「一行は間もなく出立。いかがいたしましょう？」。伊周は目配せで指示した。
「道長は、嫡男・頼通、中宮権大夫・源俊賢（本田大輔）を伴って、京を発った」（語り・伊東敏恵アナウンサー）。その様子を致頼が尾行し、見張っていた。
次回予告には、道長が険しい崖を登る姿も。SNS上には「遂に伊周の逆襲か」「左大臣暗殺計画？」「呪詛を諦めて暗殺者を送り込む気かよ」「リポビタンDのCMばり」「平安時代のリポビタンD」「道長と頼通の御嶽詣の“ファイト一発っ！”と中宮さまの恋の“ファイト一発っ！”が重なる回」などの声。道長一行は果たして。
次回は第35話「中宮の涙」（9月15日）が放送される。