お笑いコンビ「見取り図」が、かつてレギュラー出演していたカンテレ「マルコポロリ！」（日曜後1・59）の8日放送分に凱旋出演した。21年に東京進出し、現在では多数のレギュラーを持つ人気コンビ。盛山晋太郎（38）は品川で家賃30万円、車は2000万円のベンツＧクラスと、成功ぶりをアピールした。
ここに至るまでには大変な苦労も。盛山は「ぼくらは20代を捨てたと思っています」と話すほど。18年に初めてM-1決勝に進出し、芸人生活も軌道に乗ったが、その少し前には盛山の金銭トラブルなどで解散危機を迎えていた。
盛山は「おもに借金が原因です。返した額でいうと500万以上だった」という。芸の精彩を欠き、劇場レギュラーからオーディション組にまで転がり落ちたことも原因のひとつだった。家賃が払えず部屋を追い出され「一時はトランクルームに荷物だけ置いて、劇場で寝泊まりしていた」極貧期間も。芸人を続けることが苦しくなり、リリー（40）と相談の上、リフレッシュ期間を設けて休業したこともあった。
ただ、リフレッシュ期間が功を奏し、少しずつ劇場での反応も上向きはじめた。その中でもお笑いコンビ「さらば青春の光」森田哲矢（43）のアドバイスは当を得ていた。番組にVTR出演した森田は「いよいよM-1で決勝いかないとヤバいとなっていたころ、“あたおか（頭おかしい）”とかハマるんちゃうかな、と思って。とにかくおまえのフレーズをはめ込むのがいいんじゃないかな、とアドバイスしたのは覚えています」と振り返っていた。