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今季で退団決定の名古屋GKランゲラックが殊勲PK2本ストップ「全員で獲得した勝利」2大会連続4強

スポニチアネックス 2024年9月8日 22時17分

 ◇ルヴァン杯準々決勝第2戦 名古屋2―1広島(2戦合計2―2、PK3―1)(2024年9月8日 Eピース)

 粘りに粘った名古屋が、2大会連続の4強入りをつかみ取った。仁王立ちしたのが主将のGKミッチェル・ランゲラック(36)。PKを2本ストップし、公式戦10連勝中だった広島の進撃を止めた。

 「何本か止められて良かった。最後の最後まで全員で戦った。嬉しい。全員で獲得した勝利だよ」。主将は自らを誇示することなく、チームを称えた。ホームでの第1戦を0―1で落として敵地に乗り込んだ第2戦目。前半9分にFWパトリックが先制点を奪ってスコアをタイに戻したが、その後は押し込まれる展開が続いた。延長前12分には直接FKを叩き込まれて、一時は勝ち越しを許した。

 だが長谷川健太監督が「反骨精神というか、やられても落ち込まないようになった」と評したように、同後半7分にFW永井謙佑が執念のオウンゴールを誘発した。PK戦ではキッカー役を志願したランゲラックを含めて3人全員が成功。中3日の連戦で高温多湿、さらにピッチ状況が悪い中での死闘に決着をつけた。

 今季限りで退団が決定しているランゲラックは「もう数試合あるよ。上手くいけば勝てると思っている」と次戦を見据えた。準決勝の相手は横浜に決定。21年以来3大会ぶりのルヴァン杯タイトルを、7年間の集大成にする。

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