現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（70）が9日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。2022年3月から開始した同チャンネルの登録者が50万人を突破したことで、記念動画を配信した。
撮影を横で見守る孫から「やったね！よかったね～」と祝福されると、落合氏もかわいく「やったね」と満面の笑みを浮かべた。登録者数が50万人に到達したことを伝えられると「多いの?少ないの？」と逆質問。YouTubeチャンネルを始めたきっかけを問われると「最初はやらないって言ってたんだけども、孫が“おじいちゃんって何の仕事してるの？”っていうことがきっかけですよ」と孫の影響で始めたと明かした。
当初はYouTubeを始めることに対して「訳のわからないものはやりたいくない」と拒んでいたという。しかし、孫から「私たちがおじいちゃん、おばあちゃんになってもいつでもおじいちゃんに会いにいけるんだ。おじいちゃん、おばあちゃんのこと見られるんだ」と言われると「じゃあ、やるか」と首を縦に振ったという。
YouTubeを始めたタイミングで携帯電話をスマートフォンに買い換え、家ではWi-Fiも接続。和歌山県太地町の落合博満記念館の公式XでSNSデビューと、デジタル化が進んでいった。スタッフから「2022年より前の落合博満には考えられなかったことですよ。まさかXを更新するなんて」と言われると「でも、いまだによくわかってないけどね」と苦笑いを浮かべた。
登録者数が50万人を超え「イメージ通りに進んでいますか？」と問われた落合氏は「そのイメージがわかないんだわ。どういうふうになっていくのかっていう。ああしたい、こうしたいっていうのはいまだにはっきりとは見えていない」と正直な心境を吐露した。一方で現在は「楽しいですよ」と明かし、今後挑戦したいことについては「何をしたいとかっていうのは、あんまり考えたことはない」とした。
どの企画が楽しいかとの質問には「その都度、楽しいことは楽しいですよ。何がっていうことはないですよ」と返答。「結構おもしろかったのは（ゲストと対談する）博満の部屋かな。いろんな人の話を聞けるっていうのは“ああ、そういう生き方だったんだ。そういうことがあったんだ”っていうことが垣間見られる」と明かした。
また、このチャンネルの視聴者の総称を決めてほしいとの依頼を受けると「ええ？みんなのこと呼ぶの？」と驚きつつも「“みんな”でいいよ」と返答。「オレっぽいだろ」と胸を張った。
50万人を突破したことでお礼を言いたいのは孫だと説明。3人の孫を1人1人呼び寄せ、1番上の女の子の孫には「オセロもやったしな、ナレーションもやったしな。よく協力してくれてるな。ありがとね」とデレデレで孫の頭をなでた。孫から「前より多分オセロ強くなったからリベンジしたい」と挑まれると「いつでも受けてやるよ」と笑った。また、もう1人の女の子の孫から似顔絵のプレゼントを手渡されると「オレの顔はこんなに横開きか？でも、似てるわな。ありがとね」と笑った。もう1人の孫から別に書いた似顔絵をプレゼントされると「オレの頭、こんな曲がってんのか？」と苦笑い。最後は男の子の孫の手によってくす玉が割られた。そして、そのくす玉をメガネにかけられるなど孫になされるがままだった。
最後は50万人突破を記念して、兵庫・芦屋に本店がある洋菓子ブランド、アンリ・シャルパンティエから豪華なケーキが贈られた。落合氏は「落合博満のオレ流チャンネル。みんなよろしくお願いしますね。これからも末長く見てください」と呼びかけていた。