俳優の伊藤健太郎（27）が所属事務所「イマージュエンターテインメント」を退所することが8日、分かった。関係者によると、10日の契約満了に伴い事務所を離れるという。
2014年にフジテレビドラマ「昼顔～平日午後3時の恋人たち～」で俳優デビュー。18年の日本テレビドラマ「今日から俺は！！」や、19年後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」などで注目を集めた。
急転したのが20年10月。道路交通法違反などの容疑で逮捕（後に不起訴処分）され、謹慎。当時、スポンサーなどから請求された違約金は数億円に上るとされた。21年6月に芸能活動を再開。今年4月に日テレ「街並み照らすヤツら」で地上波ドラマへ復帰した。
親しい関係者は「順調に再起の道を歩んでいるが、それには事務所の支えが不可欠だった。違約金の問題もサポートしてきた事務所側は、今回の決断にショックを受けているようだ」と語る。再起のため新たなスタートを切る伊藤。今後の活躍を期待したいところだ。
≪相次ぐ俳優の独立や移籍≫今年は俳優の事務所からの独立や移籍が相次いでいる。佐藤隆太（44）と佐々木蔵之介（56）は同じ事務所に所属していたが、ともに3月末で退所。佐藤は独立し、佐々木は他事務所へ移った。7月には伊藤英明（49）、今月2日には永山絢斗（35）がそれぞれ所属事務所からの独立を発表。女優でも4月に多部未華子（35）、7月に小西真奈美（45）が独立した。
◇伊藤 健太郎（いとう・けんたろう）1997年（平9）6月30日生まれ、東京都出身の27歳。14歳からモデルを始める。17年に映画「デメキン」で初主演。20年上半期の「2020テレビCMブレイクランキング」で1位に輝く。