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大谷翔平の5階席特大弾にマンシーも驚がく「カーショーでさえ見たことがないと。素晴らしい眺めだった」

スポニチアネックス 2024年9月9日 9時11分

 ◇インターリーグ ドジャース4―0ガーディアンズ(2024年9月8日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)は8日(日本時間9日)、本拠でのガーディアンズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で中前打を放ち、2022年に記録した年間160安打を更新する今季161安打。第3打席では2戦ぶりの一発となる今季46号を放ち、2021年にマークした自己最多本塁打に並んだ。101打点として自己最多を更新した打点はブルワーズ・ウィリー・アダメズ内野手(29)に並び、再びリーグトップタイに浮上した。チームも接戦を制して2連勝とし、2位パドレスが敗れたためナ・リーグ西地区の優勝マジックを13とした。

 試合後、報道陣の取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は大谷の右翼ポール際へ大飛球がビデオ検証となったことについて問われると「私から良く見えていた。フェアだった。チャレンジをしたのは賢明だったが、フェアでした」と自信たっぷりに答えた。また、大谷が右翼ポールの上を越える450フィート(約137.1メートル)の特大弾を放ったことに、2015年からドジャースを率いる指揮官は「この球場であそこまで飛ばした打者は見たことがない」と驚きの表情を浮かべた。

 8回にダメ押しの12号ソロを放った同僚のマンシーも指揮官と同様に驚がく。「私はこのチームで(2018年からメジャー契約を結んで)長くプレーしているが、私の倍近くここにいる(2008年メジャーデビューの)カーショーでさえ、あの場所に打球が飛んでいくのを見たことがないと言っていた。ダグアウトからの眺めはとてもクールだった。素晴らしい眺めだった。リプレー検証がなんであんなに長く時間がかかるのが不思議だった。もしかしたら(ビデオ検証の施設がある)ニューヨークの人々も私たちと同じくらい関心を寄せていたのかもしれない(笑い)」と冗談交じりに話した。

 大谷は1―0の5回1死走者なしで迎えた第3打席で大谷が特大の一発を放った。右腕バイビーの甘く入ったチェンジアップを捉えると手応えは十分。あとは右翼ポール際の内側か外側かだけの当たりだった。打球速度は116.7マイル(約187.8キロ)、角度は34度。飛距離は450フィート(約137.1メートル)で右翼後方5階席に設置されたブルックリン・ドジャース時代の1955年のワールドシリーズ初制覇を記念する看板に直撃する特大の吉兆弾だった。大谷は本塁打を確信してダイヤモンドを一周。場内の大型スクリーンには46―46の文字が映し出された。審判団によるビデオ判定もあったが、判定は覆ることなく本塁打と判定され、ベンチで大谷がガッツポーズを見せた。これで打点も101打点で自己最多を更新し、リーグトップのブルワーズ・アダメズに並んだ。

 盗塁は2日のダイヤモンドバックス戦で自己最多タイとなる1試合3盗塁を決めて46まで伸ばしており、こちらも年間52盗塁ペース。前人未踏の50本塁打&50盗塁へ、残り19試合で順調に数字を積み上げている。

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