Infoseek 楽天

大谷翔平の5階席137m特大弾がグラフィック化 最高到達点は13階相当36mで右翼ポール上を空過

スポニチアネックス 2024年9月9日 11時50分

 ◇インターリーグ ドジャース4―0ガーディアンズ(2024年9月8日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)は8日(日本時間9日)、本拠でのガーディアンズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で安打を放ち、2022年に記録した年間160安打を更新する今季161安打目をマークした。第3打席では2戦ぶりの一発となる今季46号を放ち、2021年にマークした自己最多本塁打に並んだ。

 1―0の5回1死走者なしで迎えた第3打席で大谷が特大の一発を放った。右腕バイビーの甘く入ったチェンジアップを捉えると手応えは十分。あとは右翼ポール際の内側か外側かだけの当たりだった。打球速度は116.7マイル(約187.8キロ)、角度は34度。飛距離は450フィート(約137.1メートル)で右翼後方5階席に設置されたブルックリン・ドジャース時代の1955年のワールドシリーズ初制覇を記念する看板に直撃する特大弾だった。大谷は本塁打を確信してダイヤモンドを一周。場内の大型スクリーンには46―46の文字が映し出された。審判団によるビデオ判定もあったが、判定は覆ることなく本塁打と判定され、ベンチで大谷がガッツポーズを見せた。これで打点も101打点で自己最多を更新し、リーグトップのブルワーズ・アダメズに並んだ。

 試合を中継したスポーツ専門局「スポーツネットLA」と大リーグ公式サイトは、大谷の特大アーチの弾道をグラフィック化。打球の最高到達点が119フィート(約36.2メートル)と表示され、より実際の弾道に近いスポーツネットLAのグラフィック画像では右翼ポールの上を空過していることが確認できる。36メートルは一般的な建物なら13階に相当する高さだ。NHK-BSで解説を担当した元中日の今中慎二氏は「ポールの上を越えていったんでしょう。凄い打球でしたね。もっとポールを高くしないといけないですね」とただただ驚いていた。

 2015年からドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督は「この球場であそこまで飛ばした打者は見たことがない」と驚きの表情。左の強打者マンシーも「私はこのチームで(2018年からメジャー契約を結んで)長くプレーしているが、私の倍近くここにいる(2008年メジャーデビューの)カーショーでさえ、あの場所に打球が飛んでいくのを見たことがないと言っていた。ダグアウトからの眺めはとてもクールだった。素晴らしい眺めだった。リプレー検証がなんであんなに長く時間がかかるのが不思議だった。もしかしたら(ビデオ検証の施設がある)ニューヨークの人々も私たちと同じくらい関心を寄せていたのかもしれない(笑い)」と冗談交じりに話した。

この記事の関連ニュース