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小国以載「俺も考えた」 左構えにスイッチするWBO世界10位に対する秘策は…

スポニチアネックス 2024年9月9日 20時26分

 ボクシングイベント「TREASURE BOXING PROMOTION 7」(10月13日、横浜武道館)でスーパーバンタム級8回戦に出場する元IBF世界同級王者の小国以載(36=角海老宝石)が9日までに更新された元日本スーパーライト級王者・細川バレンタイン氏のYouTubeチャンネル「前向き教室」に出演した。

 対戦相手のWBO世界スーパーバンタム級10位フィリップス・ンギーチュンバ(ナミビア)は戦績16戦14勝(12KO)2敗の右構え。23年5月にジョンリール・カシメロ(フィリピン)に判定負けしたものの、KO数が示すようにフィジカル、パワーを武器にする難敵と言えそうだ。

 細川氏から「ンギーチュンバは(左構えに)スイッチできるぞ。キミ、サウスポーは苦手だろ?」と水を向けられ、小国は「(スイッチするのは相手が)サウスポーの時でしょ。ひっつきたいんですよ、たぶん。リーチが180(センチ)らしい。真っすぐ(ストレート)も打ちますけど、フック系やアッパーが多いかな。たぶん遠い距離が嫌なんですよ」と当初は真面目に分析した。右対左の場合は右対右、左対左よりも間合いが遠くなる。フィジカルに自信を持つタイプ、または近距離で戦いたいタイプはいかにそれを詰めるかが勝利への第一歩となる。

 そして奇想天外な“秘策”を披露した。もし相手がサウスポーにスイッチした際の対策について小国は「俺も考えた。ンギーチュンバは(スイッチしても)サウスポーが下手なんですよ。俺もサウスポーでやったろうかなと。俺も下手やけど(右で)ジャブだけ打ったら何とかなるやろ」と覚悟を示す。これに細川氏は「確かに小国はケンカ四つ(右対左)のポジションが嫌いなだけで器用だから。サウスポーでもできるかも」と仰天プランの“可能性”に期待。さらに小国は「ンギーチュンバがサウスポーで来たら、俺も(左構えに)向きます。やってアカンなあと思うたら、すぐに(右構えに)変えるけど。あっちも無理や~と思うたら右構えに変えるかもしらんし。そしたら俺も(本来の)右構えに変える。次の試合はもしかしたら“Shall we dance”みたいに2人とも右向いて、左向いて…(観客は)“ずっとアイツら何しとんねん!”みたいな感じになるかも」と驚きの展開を予告した。

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