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東国原英夫氏 兵庫・斎藤知事は出直し選挙でも“八方塞がり”指摘「次は出られないと思う」 理由解説

スポニチアネックス 2024年9月9日 21時40分

 元宮崎県知事で衆院議員も務めた東国原英夫氏(66)が9日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、パワハラやおねだりなど数々の疑惑が取り沙汰されている兵庫県の斎藤元彦知事(46)の今後と周囲の動きについて解説した。

 21年の知事選で、自民党とともに斎藤知事を推薦した日本維新の会が9日、斎藤知事に辞職と出直し選挙を申し入れた。これに対して斎藤知事は「重く受け止める」としながらも、「来年度予算案に向けた議論を加速させていくことが今の大きな役割」と、辞職に応じない姿勢を見せた。大阪府の吉村洋文知事からは、電話で辞職を促されていたことも分かったが、意思は変わらなかった。

 12日には自民党などが斎藤知事に辞職要求をする方針。維新の動きは、それに先駆けての辞職要求となった。東国原氏は「それよりも前に辞任要求を出すということは、維新の今、置かれている立場だなと思います」とコメント。「遅きに失したと言われている批判が一部であるので、先手を打って、先に辞任要求を出そうかということでしょう」と推測した。さらに「普通なら、12日に自民党さんが出すという時に“一緒に出しませんか”と声を掛けているので、そこで歩調を合わせて出すのが普通。今日、出すというのが維新らしいな」と維新側の動きの裏を読んだ。

 27日投開票の自民党総裁選を受けて新総裁、次期首相が決まれば、すぐに解散総選挙になることが予想される。東国原氏は「世論調査もしていると思う。このまま何の処分もしないんだったら、総選挙での維新の議席にも影響するという判断があったんじゃないかな」と見通した。

 県議会は19日の定例会で、不信任案を提出する見通しだ。不信任案は3分の2以上の議員の出席のもと、4分の3以上の賛成で可決される。新議会で再び不信任が可決されれば、知事は失職する。

 東国原氏は「失職して出直ししても、維新も自民も今度は推薦しないと言ってますから、次の選挙は出られないでしょうね」と、斎藤知事の八方塞がり状態を指摘した。

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