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【相撲世界選手権】女子は山下寧々、長谷川理央、石井さくらが金メダル!団体戦は4大会連続準優勝

スポニチアネックス 2024年9月9日 23時25分

 世界相撲選手権大会が8日、ポーランド・クロトシンで開かれ、男女各5階級の個人戦と3人制の団体戦が行われた。女子の日本勢は3人が金メダル、2人が銅メダルを獲得し、団体戦は準優勝だった。

 女子軽量級(65キロ未満)は、山下寧々(静岡・焼津中央高3年)が初めての金メダルを獲得。決勝ではノルウェーの選手を左からの下手投げで破った。昨年は世界選手権とワールドコンバットゲームズでともに銅メダルだったが、3度目の世界の舞台で初優勝。日本人が同階級で世界の頂点に立つのは史上5人目で、18歳での世界一は日本勢最年少の快挙となった。

 女子中量級(73キロ未満)は、長谷川理央(慶大3年)が初めての金メダル。鋭い立ち合いから相手にまわしを与えない押し相撲で勝ち進み、圧倒的な強さで決勝はウクライナの選手を退けた。昨年は世界選手権とワールドコンバットゲームズでともに銅メダル。大会前に「今年は優勝できる」と宣言していたとおり、シニアの部では初めて(ジュニアの部では2019年に優勝)世界の頂点に立った。

 女子軽重量級(80キロ未満)は、昨年ジュニア無差別級優勝の石井さくら(立教大1年)が金メダル。シニアの部では、2022年のワールドゲームズ以来自身2度目の世界一に輝いた。石井は中学1年時から日本代表としてシニアの部に出場しており、出場した同大会全てで入賞を果たした。

 女子重量級(80キロ以上)は、大蔵紫音(日大4年)が出場。準々決勝でポーランドの選手に敗れたが、敗者復活戦を勝ち上がって銅メダルを獲得した。ジュニア無差別級で優勝した2019年以来、シニアの部では初めて表彰台に立った。九州情報大に留学中のベレゾフスカ・イワンナ(33=ウクライナ)は、昨年に続いて2連覇を達成した。

 女子無差別級は、日大出身で昨年金メダルの久野愛莉(25=立飛プロパティマネジメント)が出場。準決勝でウクライナの選手に敗れ、3位決定戦でポーランドの選手を下して銅メダルを獲得した。

 女子団体戦は、先鋒・大蔵紫音、中堅・久野愛莉、大将・石井さくらの布陣で初戦に臨み、準決勝から長谷川理央が大将に。準決勝のポーランド戦は1―1の大将戦にもつれ、長谷川が体格差のある重量級3位の選手をすくい投げで破って決勝進出を決めた。決勝は、重量級と無差別級の金メダリストを擁するウクライナと対戦。0―3で敗れ、日本は4大会連続の準優勝となった。ウクライナは2連覇を果たした。

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