◇スポニチ主催高松宮賜杯第68回全日本軟式野球大会2部最終日・決勝 井手解体実業4―2SANKO(2024年9月9日 帯広の森野球場)
準決勝と決勝を行った。決勝は井手解体実業(佐賀)が4―2でSANKO(岐阜)を下して初優勝。佐賀県勢として30年ぶりの頂点となった。最優秀選手賞には、決勝で5安打完投した谷口碧投手(26)が選出された。優勝チームには高松宮賜杯、スポーツニッポン杯、優勝メダルなどが贈られた。
井手解体実業は序盤に得点を重ね、谷口が力投した。決勝を含め、今大会2試合で完投し、最優秀選手賞を受賞した右腕は「後半はきつかったが、要所で打たせて取れた」と頬を緩めた。野球部は、井手隆彦社長(47)が「スポーツで地域を、スポーツで佐賀を元気にしたい」と創部を決意。昨年1年間の準備を経て、今春12人で活動を開始した。初年度で結果を出し、3度宙を舞った選手兼任の古川敬也監督(32)は「環境を整えてもらい、結果で恩返しと思っていた。早期の天皇杯優勝が目標」と躍進を誓った。
▼SANKO・向井航監督 チャンスはつくったが一本出ず乗りきれなかった。守備の課題を反省し、得点パターンを増やして来年につなげたい。
○…表彰選手…○
◇最優秀選手賞 谷口碧(井手解体実業)
◇優秀選手賞 宮森拓哉(井手解体実業)
◇敢闘賞 内田力斗(SANKO)