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松井一郎氏 かつて推薦の兵庫・斎藤知事の印象「しんの強さが違う形で出てしまっているな」

スポニチアネックス 2024年9月10日 14時56分

 日本維新の会の元代表で、元大阪府知事、元大阪市長の松井一郎氏(60)が10日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演し、パワハラやおねだりなど数々の疑惑が取り沙汰されている兵庫県の斎藤元彦知事(46)について思いを語った。

 松井氏が大阪府知事時代、斎藤氏は財政課長でかつての部下だった。また維新は21年の県知事選で自民とともに斎藤氏を推薦。松井氏はその時の代表でもあり、関わりがあった。

 番組では、選挙演説に立つ松井氏の様子がVTRで流された。「ソフトで優しい感じの、でもしんはしっかりしている、そういう政治家にしっかり役所の運営をさせましょうよ」と、斎藤氏を褒めちぎった内容だった。

 あらためて斎藤氏の印象について問われると、松井氏は「VTRであるように、府庁で仕事をしている時は大らかですよ。キャリアの官僚ですから、公務員としてのスキルも高かった。仕事に対してしんが強かったというのは、我々が目標に掲げてくれたことをしっかりやっていた」と評価。一方で、「しんの強さが違う形で出てしまっているなというのが今の感想です」とも話した。

 県議会の調査特別委員会(百条委員会)に出席した斎藤氏は、「不快に思われたのであればお詫びしたい」と繰り返し、パワハラを認めることはなかった。松井氏は「斎藤さんにすればこの間の百条委員会を見ていても、彼自身にとの中では、パワハラと言われる案件に対しては、部下に対しての指導の範囲、それが行き過ぎたという感覚なんでしょう」と指摘。出張先などで事業者から物品を受領したおねだり疑惑についても、「彼自身がおねだりしたというよりも、特産物等を知事に提供していただくのを、その時の儀礼の範囲で受け取ったということでしょうね」と見解を示した。

 番組では、今回の疑惑告発を受け、斎藤知事がイベントなどで職員に感謝の言葉を口にするなど、変わってきているという声が府庁内で聞かれているという。松井氏は「彼自身、反省すべきは反省すると言っている。最近はイベントに出ても、職員に“ありがとう。お疲れさま”と声掛けをし出したと。そういう部分は反省しているけど、今回のことをもって、すべて知事としてやってきたものを否定されるものでもないし、自ら辞めることでもないと考えているんだろうなと思います」と、斎藤氏の胸の内を推察した。

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