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松井一郎氏 兵庫の元職員死亡で知事に「道義的責任ある」も…因果関係には慎重「百条委が解明すべき」

スポニチアネックス 2024年9月10日 15時23分

 日本維新の会の元代表で、元大阪府知事、元大阪市長の松井一郎氏(60)が10日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演し、パワハラやおねだりなど数々の疑惑が取り沙汰されている兵庫県の斎藤元彦知事(46)の道義的責任について、自らの見解を示した。

 松井氏が大阪府知事時代、斎藤氏は財政課長でかつての部下だった。また維新は21年の県知事選で自民とともに斎藤氏を推薦。松井氏はその時の代表でもあり、関わりがあった。

 パワハラなど7項目にわたる疑惑を文書で告発した元県民局長の男性は、逆に懲戒処分に問われ、その後死亡した。自殺とみられる。調査特別委員会(百条委員会)で、これについての道義的責任を問われた斎藤氏は、「(元県民局長の死は)大変残念でつらいが、亡くなられたことは本人にしかその理由が分からない」と回答。道義的責任を問われても「道義的責任というものが何か分からないので明確にコメントできない」と返した。

 松井氏は「知事、市長は組織を動かすトップなので、事実起こった出来事は知事、市長に法的責任はなくても、道義的責任はあると思う」とコメントした。

 亡くなった職員に対する斎藤氏の言動について、タレント鈴木紗理奈が「人の命関わっていることやから、そこは寄り添ってもいい」と思いを口にすると、松井氏も「寄り添うべきなんですよ」と同意。一方で、「結果、亡くなったことは非常に残念だし、お悔やみ申し上げなくてはいけないんですが、因果関係ははっきりしてきていない」とし、「百条委員会がしっかり解明すべきだと思うんですよね」と指摘した。

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