前日9日に30歳となった京都FW豊川雄太が10日、“三十路の主張”をした。
「何歳まで現役なんだろうかとは考える。“もう時間がないな”とも思いながらも、今まで通り日々を楽しく全力で出し切りたい。まだあれだけど、30歳になって毎日をより大切にしようと思った」。大台に気持ちを新たにした。
その一歩目が13日のリーグ横浜戦（ニッパツ）だ。靱帯（じんたい）損傷のため、6月26日・柏戦を最後に離脱していたが、8月末にチームに合流。「このタイミングで復帰もできたし、良い方向に進んでいきそうな気がする。チャンスが来たら得点を取りたい。30歳、30代の良いスタートを切れたら良い」。欧州では誕生日の人が感謝を込めて、周囲の人をもてなす習慣を持つ国もある。それと同様に、6月15日・札幌戦以来となる今季5得点目と勝利をサポーターに届けるつもりだ。
個人的な今季目標は2年連続2ケタ得点。そして残り10試合中、上位7チーム全てとの対戦が残っている。京都が今季タイトル争いのカギを握っているともいえるが「対戦相手も強いし、楽しみ。良い時期に復帰した。今の京都が上位とやってどれだけの結果を残せるか、すごく楽しみ」とニヤリ。直近10試合6勝2分け2敗と上り調子のチームを、勝負強いストライカーがさらに加速させていく。