◇大相撲秋場所３日目（2024年9月10日 両国国技館）
大相撲秋場所は10日、東京・両国国技館で3日目の取り組みが行われ、結びの一番で大関・琴桜（26＝佐渡ケ嶽部屋）は西前頭筆頭・翔猿（32＝追手風部屋）と対戦。押し出しで下し3勝目を挙げた。
もう1人の大関・豊昇龍は東前頭2枚目・熱海富士を一時は土俵際まで追い詰めたが、最後は寄り切られ1勝2敗とした。
初日から2連勝と勢いに乗る東関脇・霧島は東前頭筆頭・隆の勝を上手出し投げで破り、初日から無傷の3連勝。
成績次第で大関昇進の可能性がある関脇・大の里は西前頭2枚目・王鵬と対戦。立ち合いから勢いよく攻め込み、そのまま寄り切りで勝利。3勝目を挙げた。
3日目の取り組みを終え、3戦全勝の力士は琴桜、大の里、霧島、正代、遠藤、佐田の海の6力士となった。
今場所初日から休場している横綱・照ノ富士に加え、3日目からは関脇・貴景勝が休場。5年ぶりに大関から陥落し、10勝以上すれば1場所での大関復帰がかなう今場所だったが、慢性的な首の痛みにより場所前は実戦稽古が再開できず初日から2連敗。休場を余儀なくされた。