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琴桜が3連勝 もつれた土俵際の判定は「死に体」 翔猿は「感覚的には負けてない」

スポニチアネックス 2024年9月10日 19時40分

 ◇大相撲秋場所3日目(2024年9月10日 東京・両国国技館)

 東大関・琴桜(26=佐渡ケ嶽部屋)が西前頭筆頭・翔猿(32=追手風部屋)を押し出し、初日から3連勝とした。今年春場所での大関昇進後、3連勝発進したのは初めてで、昇進を決めた初場所以来。東横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)が初日から休場し、西大関・豊昇龍(25=立浪部屋)が2敗目と黒星先行する中、安定感を数字で示している。

 ただ、土俵際は危うかった。立ち合いで右をねじ込み、差し手を返して攻め込んだ。しかし翔猿も頭をつけて食い下がる。琴桜が不十分な体勢で出たところを、逆に右下手投げを打たれた。

 土俵下まで跳ね飛ばされた翔猿が落ちるのより先に、琴桜が両手をついたようにも見えたが軍配は琴桜。そのまま物言いはつかず、「軍配を見てないし、もつれたのも見えてなかった」。翔猿は「感覚的には負けてない」と不満げだったが、九重審判長(元大関・千代大海)は「(翔猿の体が)飛んじゃってた」と死に体との判定だった。

 「しっかり明日から自分らしい相撲を取っていくことが大事。切り替えていい相撲を取っていきます」。勝ち名乗りは受けても相撲内容が伴わなければ、心からは喜べない。琴桜は早速、4日目の土俵へ視線を移した。

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