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小林邦昭さん死去 佐山サトル、藤波辰爾、長州力らが悲しみの追悼「青春を共有した戦友」

スポニチアネックス 2024年9月11日 5時1分

 元プロレスラーでタイガーマスクとの数々の激闘から「虎ハンター」の異名を取った小林邦昭(こばやし・くにあき)さんが9日、死去した。68歳。長野県出身。新日本プロレスが10日、発表した。死因は明らかにしていない。

【佐山サトル「青春を共有した戦友」】

 小林さんと数々の死闘を繰り広げた初代タイガーマスクの佐山サトル(66)が10日、所属プロレス団体を通じて追悼コメントを発表した。ライバルだった2人は、リングを下りれば親しい間柄。「青春を共有した戦友。思い出はたくさんたくさんあります」とつづった。

 2週間ほど前に電話で話したといい「5分くらいで疲れたトーンになってきたので、“元気になってメシ行こう!”“それじゃ元気で!”“元気で!”と言い合って切りました」と回想。「3日前かけた電話の返信がなく心配していたところへ、4代目からの電話。体が沈み込むのが分かりました。小林さんありがとうございました」と結んだ。

【先輩・藤波辰爾「こんなに早く…」】

 新日本プロレスの先輩だった藤波辰爾(70)は本紙の取材に「草創期のメンバーがどんどんいなくなり寂しい。こんなに早く亡くなるなんて」と惜しんだ。小林さんの人柄は控えめで真面目な性格だったといい「時々“元気ですか?”って電話してくるマメな人。管理人をしていた道場では、壊れた箇所を手直ししたり、選手に料理も振る舞っていたみたい」と振り返った。自身はまだ現役で戦っており「後輩が旅立ったことは本当に残念。皆さんの思いを背負って、一日でも長くリングに立ち続けたい」と力を込めた。

【盟友・長州力/「昭和の星がまた」/棚橋弘至も感謝つづる】

 新日本時代の盟友、長州力(72)は自身のSNSで「昭和の星がまた流れていきましたね」としのんだ。新人時代に寮の管理人だった小林さんに世話になった中邑真輔(44)は「自分を含め同期全員が道場でのイロハ、チャンコの作り方、時に稽古も…たくさんのことを教えていただきました」新日本プロレスの棚橋弘至社長(47)は「今の道場生まで、全員が、いろんなことを教えていただきました」とともにSNSに投稿し感謝した。

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