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新潟・橋本「アシスト、ゴール狙いたい」 14日湘南戦 加入から1カ月 リーグ戦初ホームで勝利に貢献だ

スポニチアネックス 2024年9月11日 4時3分

 J1新潟はオフ明けの10日、聖籠町のアルビレッジで14日のホーム湘南戦へ向けて練習を再開した。4日のルヴァン杯町田戦でホームデビューを果たしたDF橋本健人(24)は、加入後公式戦2試合出場で2勝と上々の滑り出し。慢心することなく心技体を整え、湘南戦で初のアシスト、ゴールを目指す。

 8月の福岡戦では今季初の連勝に貢献。町田とのルヴァン杯準々決勝第1戦では5―0の大勝につながる先制点と3点目に絡んだ。加入から約1カ月の橋本は「現段階では怖いくらい順調に進んでいる。こんなにうまくずっといかない。苦しい時に何ができるかが選手の本質。そういう局面で何ができるかをずっと考えている」と気を緩めずに万全な準備を整えている。

 4日の町田戦でホームのピッチに初めて立ち「入場でわくわく感があって、いい場所に来たな」と実感した。試合も圧勝。最高の雰囲気を味わった。

 加入後すぐにいいスタートが切れたのは、その用意周到さが大きい。「怖がりなので、いつも最悪を想定して準備している。マイナス要素をつぶして自信を持って試合に臨めるようにしている」。試合は映像で必ず90分を通して振り返る。出場すればチームスタッフが編集した自分のプレー場面を見直し、良かった部分と反省点を確認して自信に変える。

 起床時や練習前にコンディションを見極め、体が少し重ければアップでいつもより汗をかき、逆に軽ければ筋トレの負荷を重くする。全体練習後にシュート練習でボールの感触を確かめるのもルーティンだ。

 「心技体」を充実させ、出場時に最高のパフォーマンスを発揮するのは大前提。その上で今後「絶対に来る」という苦しい試合や場面で、いかに力を出すかを想定して練習に励んでいる。0―2で敗れた8日の町田戦も、チームを助けることに考えを巡らせながらベンチから鋭い視線を送った。

 リーグ戦は残り10試合。1試合でも多く出場し、勝利に貢献することを目標に掲げ「アシスト、ゴールは強み。狙いたい」と目に見える結果にもこだわって戦い抜く。(西巻 賢介)

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