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山本由伸 今永昇太と投げ合い「見て勉強になることたくさん」今永は「彼の投球が僕を引っ張ってくれた」

スポニチアネックス 2024年9月11日 14時33分

 ◇ナ・リーグ ドジャース3-6カブス(2024年9月10日 ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手(26)が10日(日本時間11日)、本拠でのカブス戦で右肩故障からの復帰後、初登板。4回3安打1失点8奪三振と力投した。チームは逆転負けを喫した。

 試合後、山本は「本当に今年の中でもトップに良いぐらいの感覚で投げられたと思います」と3カ月ぶりの復帰登板に手応えを口にした。

 そして、相手先発・今永昇太との日米通じて初の投げ合いを振り返り「本当に昨日も言ったように、メジャーの試合で同じ試合に出場できるということがすごくうれしく感じましたし、また、これからもメジャーの試合で何度も何度も対戦できるように頑張っていきたいと思います」と今後の投げ合いにも期待を寄せた。

 また、「やっぱり立ち上がりもすごく球数少なく、すごく見てて勉強になるところがたくさんありました」と左腕の投球術を称えた。

 一方、7回7安打3失点で13勝目を挙げた今永も試合後、山本との投げ合いについて「正直、試合前はあまり調子が良くなかったですが山本投手のピッチングを見て“このままじゃチームが劣勢に追い込まれる”と思った。3失点しましたが彼の投球が僕を引っ張ってくれた」と初回の山本の3者連続三振が発奮材料になったと語っている。

 山本は初回はハップ、スワンソン、鈴木を3者連続三振と抜群の立ち上がり。2回も先頭・ベリンジャーを空振り三振に仕留め、試合開始から4者連続三振を奪った。

 ただ、次打者・パレデスにファウルで粘られ8球目の浮いたスプリットを左前に運ばれると、2死からホーナーに中前打を許し一、二塁にピンチを広げると、8番・クルーアームストロングの痛烈なゴロを一塁手・フリーマンが弾き、その間に二塁走者・パレデスが生還。先制点を与えてしまった。この一打は失策ではなく一塁内野安打と記録が発表された。

 それでも3回は再びハップ、スワンソン、鈴木とカブスの上位打線を3者連続三振に仕留めた。4回は1死からパレデスに中前打を許したが、ブッシュを一ゴロ併殺に仕留め、ピンチの芽を摘んだ。

 最速は初回の鈴木への4球目、97・9マイル(約157・5キロ)だった。メジャー移籍後の最速は6月7日のヤンキース戦でスタントンに投じた98・4マイル(約158・4キロ)。

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