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鈴木誠也 2打席連続三振の山本由伸に脱帽「なかなか打つ手がなかった。前回よりも速かった」

スポニチアネックス 2024年9月11日 15時19分

 ◇ナ・リーグ カブス 6-3 ドジャース(2024年9月10日 ロサンゼルス)

 カブスの鈴木誠也外野手(30)が10日(日本時間11日)、敵地ドジャース戦に「3番・DH」で先発出場。適時打を含む5打数3安打1打点の活躍で6-3の逆転勝ちに貢献した。前日9日のドジャース戦で4試合ぶりの安打をマークし、この日は1日のナショナルズ戦以来8試合ぶりのマルチ安打と、復調ぶりを証明した。

 試合後、鈴木は「今日の由伸は凄く良かったですし、なかなか打つ手がなかったというか、難しかったなと思う。その後、切れずに最後までしっかりいい打席を迎えられたってのは良かったと思います」とし、終盤の逆転については「打線ももちろん良かったと思いますけど、投手がこの強力打線をしっかり3失点で抑えて、粘り強くやってくれたから最後に僕たちが良い攻撃ができたと思っている。本当に今日は皆、良かったと思います」と振り返った。

 改めて山本との対戦について問われると「やっぱり良い投手ですし、今日は多分、球数も決まっていたんで、フルで初回から飛ばしてきてたのは分かっていた。それは前回やった時よりもスピードも速かったですし、スプリットの落ちも良かったんで、なかなかあのスピードであそこまで落差があってっていうのはなかなか見きれなかったんで、難しかったですね」と振り返った。

 1回の第1打席ではド軍先発・山本由伸投手(26)が3ボール2ストライクから投じた外角低目への97.6マイル(約157キロ)の直球を見逃し三振。3回の第2打席も2ボール2ストライクから92.5マイル(約148.8キロ)のスプリットを空振りし、2打席連続三振に抑えられた。

 だが、6回の第3打席では3番手・トライネンのシンカーをとらえ、中堅への二塁打。1-3で迎えた8回無死一、二塁では5番手・フィリップスの96.8マイル(155.8キロ)直球を叩いて中前適時打とし、悪送球の間に一塁走者がホームへ還って追いついた。さらに無死一、二塁から敵失で鈴木も生還して4-3と勝ち越し。この回5得点の逆転劇に貢献すると、9回の第5打席では流し打ちでこの日3本目となる中前打を放った。

 試合前にはマネジメント事務所が同じで、8月下旬からロサンゼルスで合宿中のプロボクシングWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(26=M.T)の訪問を受けた。「今日初めてお会いさせていただいて、練習も見させてもらって凄い刺激を受けました」という中谷から、「今日はカブスファンで。鈴木選手を応援したい。大谷さんからもたくさん刺激はいただいているんですけど、今日は鈴木選手からも刺激をいただきたい」とエールを送られていた。

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