Infoseek 楽天

アイナ・ジ・エンド 憧れ武道館で初の単独公演「神聖な場所をかみしめたい」 仲間たちも駆け付けた

スポニチアネックス 2024年9月11日 21時3分

 元BiSHのアイナ・ジ・エンド(29)が11日、初めて東京・日本武道館で単独公演を行った。グループ時代から目標にしてきたステージ。公演前に「日の丸の下で歌うことが目標だった。この神聖な場所をかみしめたい」と語った通り、何度も会場を見渡しながら22曲を披露した。

 うつむき座りながらステージ中央からせり上がってくると、持ち味のハスキーボイスで自身が作詞した「帆」を歌唱。「武道館よろしく!」と叫んで幕を開けた。途中、革ジャンを脱ぎ捨てボディーラインが強調されたボディースーツ姿になる場面も。きょう12日配信の新曲「ハートにハート」も歌唱した。

 憧れの場所だった。BiSH時代の目標が同所でのライブで、持ち歌「BUDOKANかもしくはTAMANEGI」でステージに立つ夢を歌ったほど。2021年にNHK紅白歌合戦に初出場し、昨年6月の解散ライブを東京ドームで行うまでの人気を得たが、武道館ライブは最後まで実現しなかった。「8年間応援してくれた清掃員(BiSHのファンの愛称)が私をここまで連れてきてくれた。意外とお客さんとの距離が近いんだな…」と観客席を見つめた。

 この日は苦楽をともにしたリンリン(現MISATO ANDO)、モモコグミカンパニー、アユニ・Dも客席で見守った。「リンリンは武道館が決まった時に誰よりも喜んでくれた。やっぱりみんなは家族みたい」と変わらぬ絆も強調した。

 年齢非公表としてきたが、29歳であることも公表。「自分の人生経験と歌の歴史を知ってほしかった。いつかお母さんになったとしても歌い続ける存在であり続けたい」と見据えた。(吉澤 塁)

この記事の関連ニュース