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巨人・長野久義 古巣との首位攻防戦で2点適時打 代打・中山から打者一巡…中山の代打に登場の珍事

スポニチアネックス 2024年9月11日 22時45分

 ◇セ・リーグ 巨人9―2広島(2024年9月11日 マツダ)

 巨人の長野久義外野手(39)が11日の広島戦(マツダ)で珍しいケースの代打に登場。見事に1カ月ぶり打点となる貴重な適時打を放った。

 2022年まで4年間プレーした古巣・広島との首位攻防3連戦2戦目。

 巨人打線は相手先発右腕・アドゥワ、2番手左腕・ハーンに8回まで散発3安打に封じられ二塁すら踏めずにいたが、0―2で迎えた9回にとんでもない逆転劇が待っていた。

 この回から登板した相手守護神・栗林に対し、先頭の代打・中山がストレートの四球で出塁。続く丸も連続四球を選んで無死一、二塁とチャンスを広げた。

 ここで坂本が左前打を放ち、無死満塁とさらにチャンス拡大。吉川の押し出し死球で1点返すと、岡本和が左前適時打を放って2―2の同点とした。

 さらにモンテスがストレートの四球で押し出しとなり、ついに3―2と逆転。ここで広島のマウンドは4番手左腕・森浦に代わったが、門脇、浅野が連続適時打して5―2とし、1死後、この回先頭で代打に出ていた中山の代打・長野の中前2点適時打で7―2と大量リードを奪った。

 2死後、広島は5番手右腕・大道をマウンドに送り出したが、この回、坂本の代走に出ていた増田大が中越えに適時三塁打を放ってさらに2点追加して9―2。終わってみれば、8回まで二塁すら踏めなかったのが嘘のように打者13人で6安打4四死球9得点の大逆転劇だった。

 長野の打点は8月11日の中日戦(バンテリンD)以来ジャスト1カ月ぶり。相手の戦意を完全喪失させる貴重な2点適時打となった。

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