西武、巨人などでプレーした清原和博氏の長男である慶大・正吾内野手（4年）が12日、今秋のドラフト会議での指名を目指し、プロ志望届を提出したことを表明した。プロ志望届は2日から公示されており、10月24日に行われるドラフト会議の2週間前に締め切られる。
堀井哲也監督は清原のプロ志望表明に「学生が卒業した後に、職業として何を選択するかということ。その中でプロ志望届を出して、NPBにチャンスがあれば行きたいという気持ちで、秋のシーズンを過ごしたいということなので、春が終わって夏からそういう気持ちでやってきていると認識している」とコメント。「正式に出すと聞いたのは8月ですかね。六大学オールスターの、エスコンの前ですかね。宣言したらホームラン打ちましたけど（笑）」と8月31日のプロアマ交流戦で日本ハム2軍相手に放った左越え2ランを振り返り、冗談を交えて話した。
打者としての伸び代について「ロングヒッターですよね。過去の正木とか萩尾とか広瀬に比べてどうかって言うと、僕は練習では遜色ないと思っています」と評価。「試合での対応力も含めてまだ経験値が少ないと思うんですよね。4年の秋を迎える時点での過去の3人の実績と比べたらもちろん見劣りしますし、不安なところもあるんでしょうけど、能力的には僕は凄いものを持っていると思う。あとは試合に出て行くしかないんじゃないですかね」と語った。
「NPBという凄い世界に向かってどうなのかは、私も大学側の人間。計り知れないところがある。本人がそういう気持ちでやっている以上は、背中を押してあげたい。野球ですから、力を出して結果を出す。チームの結果の中で、本人の個人的なパフォーマンスというところ。あとは見守って、背中を押していくということですかね」とエールを送った。