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大竹しのぶ 主演舞台を見た長男・二千翔さんの反応は…「手で顔を覆って…」 そして母としての願望も…

スポニチアネックス 2024年9月12日 17時18分

 女優の大竹しのぶ(67)が12日、大阪市内で主演舞台「太鼓たたいて笛ふいて」(12月4~8日、大阪新歌舞伎座)の取材会を行った。

 故・井上ひさし氏の代表作のひとつで、第2次世界大戦中、一度は従軍記者となりながらも猛省し、反戦小説を書くようになった作家・林芙美子氏の物語。2002年の初演時から演じている大竹は「ここ数年、世界の情勢に心を痛めていて、こういう時だからこそ、こんな芝居を若い人たちに見てもらいたい」と力説。フジ系ドラマ「海のはじまり」(月曜後9・00)で共演するSnow Manの目黒連(27)に「見にこさせます。強権発動?持ってます」と笑ながらも、その影響力にも期待した。

 初演時に見た長男の二千翔さんも「私の作品の中で一番好きって言ってくれていて、手で顔を覆って泣いていた。ただ、好きなシーンは私が(役で)死んだ後の芝居らしいんですけど」と苦笑い。「当時は息子も大学生で若かったけど、もう来年40歳」と嘆き始め「結婚することが全てだとは思わないですけど、自分以外の人を守るとか、それって大きな力になると思うので、そういう人を早く見つけて欲しい」と願望。「いつまで私が洗濯しなきゃいけないのよ。“ご飯食べたの?”って声掛けて…。ふざけるな」とチャーミングに突っ込み会場を笑わせた。

 初演から22年。当時「毎日、こんなステキな芝居ができる喜びに浸っていて。空に向かって“こんな芝居に出会わせてくれてありがとう”って言っていた」と思い出を語った。その大きな原動力は「井上さんのお言葉の力」とし「熱くドーン!と伝わるのではなくて、わかりやすい言葉で、じんわりと深くお客さんの心に染み渡っている…というのを舞台から肌で感じた」と振り返った。

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