偉大な父の背中を追う。西武、巨人などで歴代5位の525本塁打を放った清原和博氏(57)の長男、慶大・正吾内野手(4年)が12日、10月24日のドラフト会議での指名を目指し、プロ志望届を提出した。中学、高校で野球経験がないにもかかわらず4番を担うまでに成長した右のスラッガー。最後のアピールの場となる東京六大学野球の秋季リーグ戦は、あす14日に開幕する。
以下、主な一問一答。
――プロ志望届はいつ書いた?
「昨夜、気持ちを込めて書いた。今朝、マネジャーに渡しました」
――父がプロの厳しさを分かっている。
「一番、分かっている父親と、それをずっと支えてきた母親。本当にそこの部分はそうですね」
――指名漏れの場合は社会人野球などでプレーする可能性は?
「そこまでは本当にまだ(考えていない)です。監督と話したいなと思います」
――スカウトへのアピールポイントは?
「技術はもちろん、武器は明るさと元気。中身でも勝負したい」
――弟の勝児から何か言われたか?
「“正吾のことを全力で応援する”と。自慢で大好きな弟です」
――14日にリーグ戦が開幕する。
「この秋のシーズンが勝負。集中したい」