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もっとうまくなるために費やした15年 阪神・秋山が本気で野球と向き合った日々に心から拍手を送りたい

スポニチアネックス 2024年9月13日 3時1分

 <記者フリートーク 阪神担当・遠藤 礼>

 秋山が自身にとっての「野球」について話した言葉が、今も印象に残っている。

 「高校までは父さんにやらされてた野球でしたけど、プロに入って必死に取り組めるようになったんです」。

 幼少期は父・正二さんがまたがるバイクの音を聞くだけで震え上がっていた。「父さんは厳しくて怖いイメージしかない」。白球を追うにも、どこか“強制感”があった。

 タイガースのユニホームに袖を通し、見える景色も周囲のレベルも一変。「2軍で過ごした時間も長かったですけど、誰よりも走って、誰よりもボールを投げてきた自負はある」と「もっとうまくなるために」全ての時間を費やした。

 「息の長い選手に」と目標を掲げた09年12月の入団会見から15年。「ちょっと足りなかったですけどね…」と首を振ったが、そんなことはない。野球と本気で向き合った日々に今は拍手を送りたい。

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