阪神OB会次期会長にミスター・タイガース掛布氏 川藤会長の後任として近日中に正式要請へ

　阪神タイガースOB会は12日に西宮市内で役員会を開き、今季で退任する意思を示していた川藤幸三会長（75）の後任を掛布雅之氏（69）に要請する方針を確認した。近日中に正式要請するものとみられる。川藤氏は「そのうち分かる」と話すにとどめ、11月末のOB会総会で第8代の会長に就任する運びだ。

　掛布氏は現役時代には1985年の日本一に4番打者として貢献するなど「ミスター・タイガース」と称され、16年から2年間は2軍監督として若手を指導。17年秋から19年秋まではオーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー（SEA）としても活動した。来年は球団創立90周年。阪神OB会の新しい顔として知名度とリーダーシップが期待される。