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高市早苗氏 選択的夫婦別姓の導入に慎重な理由「子供の氏の安定性にとってもとっても心配が」

スポニチアネックス 2024年9月13日 17時20分

 自民党総裁選に立候補した高市早苗経済安保担当相(63)が13日、日本テレビ系「news every.」(月~金曜後3・50)に生出演し、選択的夫婦別姓について自身の考えを述べた。

 この日は9候補全員が共同会見後に出演した。長年、議論されながら決着を見ていないテーマでもあり、9候補のうち賛成派が3人、慎重派が3人、意見の集約が必要とした意見が3人と、意見は大きく分かれた。

 総務相時代、住民票やマイナンバーカードに、戸籍上の姓に加え、旧姓を通称として併記されるようにした実績のある高市氏は、導入自体には慎重な意見。「最新の世論調査を見ても、戸籍上のファミリーネームというのは69・2%が“置いておくべきだ”と。“通称使用も法制化して欲しい”という方が42・2%で一番多い。やはりその声に応えたいと思いました」と、自身の思いを口にした。

 鈴江奈々アナウンサーからは、「身近でも、夫婦別姓が取れないので事実婚を選択していて、法律上の結婚という形が取れなくて不安という声が聞かれる」と、周囲の悩みをぶつけた。

 すると高市氏は、過去に2度、国会に提出された夫婦別姓に関する法案に言及し、「別氏夫婦の間に生まれた子の氏をどちらにするか、決められない場合は、家庭裁判所で審判するという内容になっていた」と説明。「生まれたばかりの子の氏を、どういう基準で判断して、どうやって意見の分かれている夫婦を納得させるんだろうと。子供の氏の安定性にとってもとっても心配があります」と述べた。

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